April 04, 2006

Ergo Proxy#01

少し前に#01をネットで見たきりなこの作品ですが。wowowさんもこういうのをノンスクランブルにして欲しいもんですね。ウィッチハンター・ロビンの(作画崩れるまでの)雰囲気好きだったんです。

おとついのエントリで「脱構築」なんて古のポストモダンなタームが飛び出したのも実はこの作品のせいでして。エウレカでもアップルの創業者とかコアなSFファン好みの作家とかの名前が引用されてたところを見ると佐藤大氏の趣味なのかしらん。クリステヴァだのデリダだの懐かしすぎるぞ。ジュリアとかジャックではだめだったのか(だめだったのだろう)。察するにラスボスはレヴィ・ストロースで、ひょろひょろメガネの日本人キャラはアサダ君に違いない(w。

効果的なCGとゴスなキャラに惑わされ気味(それも一つの作品世界ではありますが)ですが、本編のほうは何つーか普通。2話め以降も見てみたいとは思いましたが、このためにwowowに加入したいとまでは。
そんなわけで視聴断念です。アニマックスとかで流れてたら録画してでも見たいと思うので、是非CSで流してください。

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April 03, 2006

GEKIFU 妖逆門―ばけぎゃもん―#01

カードゲームの促販アニメとは思いつつも富士鷹ジュビロテイストのキャラにひきつけられずにはおれないアニメです。

おまけにキャラ造型のみならず、三志郎とフエ(中の人は郷田ほずみさん!)の関係に富士鷹コミックの王道(うしおととらとか、勝とエレオノールとか)を見ずにはおれませんぞ!Webサンデーっつーのが小生不案内なので原作(?もしくはメディア展開のひとつ?)があるのかないのか不明ですが識者の方か関係者の方は是非ご教示のほどお願いします。

第一話の脚本は何と「ガン×ソード」の(?)兵頭一歩氏だ!ガン×ソードは最後まで見れなかった(^^;)ですが、本作はどうなるのか?!

エンディングテーマもエイベックスにしてはなかなか粋なってか鬼太郎オマージュちっくな曲想で面白いぞ!

あと、ゲキフのCGは是非ともR.O.Dの次回作(あるのか?)に生かしてもらいたいものだと思いました。

促販アニメだとしても名作は生まれ得るのだと歴史は証明しています。宇宙船プラモの促販アニメだったビ・バップしかり、大地/長濱のレジェンズしかり。本作がこれらの名作の系譜につらなることを祈念して第一話の感想としたいと思います。

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April 02, 2006

4月新番@北海道

まずはおさらいから。
前期のベストはノエイン。以下蟲師、エウレカ、地獄少女、ブラックキャット。
ノエインは岸田キャラとキッチリSFしてたトコとハルカ役の声優さんに。ハチクロも見てみたくなった(北海道未放映)。
蟲師は美しい映像と見事なまでに原作の空気を出し切った演出・構成に。大地組でおなじみ長濱監督に喝采を。残りの話数はBSフジで5/7から。サムライチャンプ(以下略)。
エウレカは吉田キャラと名塚さんと藤原さんに。
地獄少女は難点も多いものの、様式の構築/脱構築の快感に。あと能登さん。
ブラックキャットは板垣監督に。

そんなところで今期の新番ですが、すごいことになってます。「アニメスタイル」によれば60本とか!
私の視聴環境(J:COMデジタル+AT-X)では、北海道でも内44本が視聴可能。久々の大量OAであります。

見れない作品から見たかったものを列挙すると
「ガラスの艦隊 La legende du vent de l'univers」:okamaさんとゴンゾ+サテライトってだけで見たくなります。
「吉永さん家のガーゴイル」:軽小説原作ですが千和ちゃんご出演ということで。
「夢使い」:アフタヌーン連載。マッドハウス制作。
「WITCHBLADE」:アメコミ原作。これもゴンゾ。スカパー絡んでるのでいつかCSで?
「ひまわりっ!」:okamaキャラの学園くのいちモノ。
「BLACK LAGOON」:これまたマッドハウス。

見れる中から期待してるのを列挙。局名、曜日、開始時刻、タイトル、放送開始日の順で。
TVh,日,8:30,,2006.04.02,,
TVh,月,18:00,GEKIFU 妖逆門―ばけぎゃもん―,2006.04.03,,
TVh,月,25:30,いぬかみっ!,2006.04.10,,
TVh,月,26:00,涼宮ハルヒの憂鬱,2006.04.03,,
STV,水,23:55,NANA,2006.04.05,,
TVh,木,18:00,ZEGAPAIN ゼーガペイン,2006.04.06,,
WOWOW,木,24:30,ザ・サード ~蒼い瞳の少女~,2006.04.13,ノンスクランブル,
BS-i,木,24:30,xxxHOLiC,2006.04.27,,
キッズステーション,金,24:00,錬金3級 まじかる?ぽか~ん,2006.04.14,,
TVh,金,26:00,スクールランブル 二学期,2006.04.07,,
AT-X,土,10:00,西の善き魔女,2006.04.08,,
AT-X,土,11:30,女子高生 GIRL'S-HIGH,2006.04.08,,
AT-X,土,13:30,ひぐらしのなく頃に,2006.05.27,,

さて、何本フォローできるやら?


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September 26, 2005

10月新番@北海道

そうこうしてる内、早いもので秋の改編。興味アリなタイトルをリストアップしてみました。

かみちゅ!(AT-X、2005.10.24~)
Aria~The Animation~(AT-X、2005.10.10~)
地獄少女(キッズ、2005.10.04~)
銀盤カレイドスコープ(AT-X、2005.10.19~)
BlackCat(BS-i、2005.10.12~)
臣士魔法劇場リスキー☆セフティ(AT-X、2005.10.13~)
ローゼンメイデン トロイメント(BS-i、2005.11.03~)
ノエイン もう一人の君へ(キッズ、2005.10.14~)
BLOOD+(HBC、2005.10.08~)

「かみちゅ!」、いよいよCSお目見えです。DVDが1巻2話なら、12月にはCSが追いつくことに。てことは地上波バージョンが見れそうですね。にしても2話/DVD1枚はコストパフォーマンス悪・・。

「Aria~」は、オニャノコ大量出演ものの様子ですが、佐藤順一監督、千和ちゃんご出演ということでチェック。
「地獄少女」は能登サン、水樹サン目当て。「銀盤~」、スーパーダッシュ文庫でタイトルだけは。トリノ・女子フィギュア人気と共に盛り上がるんでしょうか?「BlackCat」も原作未読ですが。祝監督!の板垣伸さん(「J2(#7)」「砂ぼうず(副監督)」)応援してます、がんばれ!

「リスキー☆セフティ」は旧作ですが未見につき。「R.O.D-THE TV-」「かみちゅ!」と、AT-Xは期せずしてプチ舛成監督祭。「MAICO」もやってくんないかなぁ。
関係ないけどanimaxはサムライ祭(企画です)。ラインアップは「SAMURAI7」「サムライチャンプルー」「るろうに剣心」。「るろう~」は既に放映中だったりしてなんか無理やり感漂うも、「サムライガン」が入ってないのがanimaxの良心か(笑)。
とまれ、前2作は好きな作品なので、録画失敗回を補填できるんで嬉しい限り。「コマチだより」流してくれるのかしらん?

「ローゼン~」、良作だった第一期をどう乗り越えるか期待です。「ノエイン~」、サテライト制作のタイムパラドックス・アクション・ラブストーリー。着想が面白い。
「BLOOD+」、ProductionI.GのTVAシリーズを拝見するのは「お伽草紙」以来。STV(日テレ系)は今からでも遅くないので深夜アニメ枠作って「攻殻SAC 2nd GIG」流してください。ついでにHTB(テレ朝系)にも深夜アニメ枠希望。
あとI.Gの「IGPX」は来年1月からカートゥーンネットワークで。

こうして見ると地上波新番は「BLOOD+」のみ(純然たるキッズ向け(筆者主観で)は除いてますが)と引続きお寒い状況です。


以下は残念ながら現状OA情報なしの作品。
おそらくTVh(テレ東系)で流してくれると期待してるのが「舞-乙HiME」。前作OAしてたからという根拠にならぬ根拠ですが。同じくテレ東「クラスターエッジ」はTXでも新枠(ですよね?)で、未知数。CS待ちかな?

前出のHTBに深夜アニメ枠期待できず「Solty Rei」(テレ朝系)は多分CS待ち。

近作では「J2」「レジェンズ」等、大地組でおなじみ演出の長濱さん監督・馬越さん作画で、かなり見たいのが「蟲師」(フジ系)。「チャンプルー~」みたくBSフジでやってくんないかしら。Vシネ帝王竹内力さん率いるリキプロジェクトがからんでるのはTAHITI STUDIOの酒宴で暖めた交流の賜物でしょうか。

UHF系で、おそらくCSのどっかでやってくれると期待してるのが「灼眼のシャナ」。アニメージュ誌'05/10月号の原作者インタビュー読んでスゲー見たくなりました。特に最後の「アニメが小説の読者への豪華特典になってくれれば」とのコメント。
原作が連載継続中の作品をアニメ化する上でとても合理的な位置づけだと思いました。「砂ぼうず」のオリジナルなまとめ方も良かったし、「エマ」の「第1部完」的な切り方もそれはそれで良かったと思いますが、高橋氏の観点も新しいなぁと。

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アニメ視聴近況報告

「日々の」と言いつつ更新サボりまくりですいません、アニメ見てはいるのですが。
小生アニメ視聴の近況は以下の通りであります。
(視聴環境は道内地上波+CS・BS(J:COMデジタル+AT-X)です)

1.継続視聴作品
「絶対少年」「エウレカセブン」「妄想代理人※」「バジリスク」「ガンソード」「モンスター」「おくさまは魔法少女」
※旧作ですが、今AT-Xで流れてるので。
大体お気に入りの順です。DVD買う(=最上級評価)のは「絶対少年」。

2.録画して気が向いたら見てる作品
「ぱにぽにだっしゅ!」「ドラえもん」「ケロロ軍曹」
単発もので気軽に見れるのが利点ですな。かかずさんが産休入りしたらしずかちゃんどうするのかしら。

3.途中まで見てたけど後は録画したままHDDの肥やしになってる作品
「アクエリオン」「フルメタTSR」「スピードグラファー」「トリニティブラッド」「あまえないでよっ!」
いつか見ようとは思いつつ。

4.途中まで見て録画も消しちゃった作品
「苺ましまろ」「ぺとぺとさん」「極上生徒会」「らぶげ」「エレメンタルジェレイド」「SHUFFLE!」「ツバサ~」

5.初回で視聴断念
「D.C.SS」「萌えよ剣」「おくさまは女子高生」
断念とはちょっと異なりますが、北海道では「エウレカ」と放送時間が重なる「シュガシュガルーン」は1回目見てやはり「エウレカ」優先することに。でも続きは見たいのでCSでフォロー。

6.未見
マガジン立読みして視聴不要と決めた「涼風」、面白そうだと思ってたのに1回目録画失敗してそのまんまな「タイドラインブルー」。
北海道ではOAがない「かみちゅ!」はDVDで視聴。当然のごとく継続購入決定。

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July 14, 2005

祝☆ガン×ソード放映!

ひゃっほーい!AT-Xで「ガン×ソード」放映開始がアナウンスされましたねー!
2005年8月4日(木)10:30スタートってことで!

あとは「かみちゅ!」、「かみちゅ!」をよろしく!と「ガン×ソード」番宣ムービー風に叫んでみる。

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July 10, 2005

ドラえもん「しずかちゃんさようなら」

宿題忘れて先生に「そんなことじゃロクな大人にならんぞ」と怒られ、仰るとおり、としょげるのび太くん。ネガティブな妄想は止まるところを知らず、「ぼくなんかのお嫁さんになったらしずかちゃんは一生不幸なんだ」という結論へ。そして「しずかちゃんの本当のしあわせを願うなら」としずかちゃんと別れる決心に至ります。

「ちゃんと宿題やって立派な大人になって、しずかちゃんをしあわせにするんだ」というポジティブな発想に至らないところがいかにものび太らしいなぁ、と。しずかちゃんのためにつらく悲しい決断をしているようでその実、自分を変える努力に背を向けて逃げているだけ、さらに悪いことにはつらい選択をした自分に酔ってるですよ、この大甘メガネは。
こういう一見自己犠牲的、一皮むけば逃避的、深い根っこには安易な自己肯定とナルシズムが見え隠れする「あなたのために身を引くわ」ロジックは70年代後半のニューミュージックやらそれを吸収した歌謡曲の歌詞に良くありましたな。太田裕美とか松山千春とか。小学校高学年~中学校位の多感な時期、そういう類の音楽ばっか聞いてました(笑)。そういう時期に聞いた歌詞ってのは何気にその後の思考様式に影響を与えるわけで、今回ののび太くんには同族嫌悪なカンジとノスタルジーを同時に感じて少々複雑でありました。

で、「虫スカン」なるコロン(?)を使ってしずかちゃんに嫌われようとするのびちゃんですが、適正値を大幅に超過する量を頭からぶっかけたために息も絶え絶え、たちこめる虫のすかないオーラの中で助けを呼ぶ羽目に。
ドラもママも逃げ出すオーラの中、「のび太さんなんて虫がすかないわ」とつぶやきながらも助けに来てくれたのは他でもないしずかちゃんでした、と。

のび太を助けに階段を上がってくとこから風呂場でのび太を叱咤するとこまで、かかずさんの熱演が素晴らしい!とくに廊下でつぶやく「何でかしら、すごく不愉快・・」がツボにはまりまくりました。
かかずさんは幼齢(未知、しずか等)、ハイティーン(朝比奈、美風、みさき、シルヴィア等)、お姉さん(静流、エルフリーデ等)と演じる年齢層が幅広い上、それぞれに今回のようなしっかりした演技を聞かせてくれますね。

上記の秀逸なセリフにちょっと興味が出てクレジットを確認したところ、脚本はなんと「アクエリオン」でかかずさんに「キモチいい!」と叫ばせた(?)大野木寛氏。改めてチェックしてみると、これまでもちょくちょくドラの脚本担当されてたんですね。今回初めて気がつきました(遅い)。
「マクロスゼロ」「ラーゼフォン」「ガンダムSEED」「同 Destiny」「MS IGLOO」そして「アクエリオン」と錚々たるロボットアニメの脚本を担当されてきた氏がドラえもんを手がけてらっしゃるとは意外でした。
・・いや待て、「ドラえもん」もロボットアニメだよ!(笑)

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July 03, 2005

7月新番

もう7月に入ってしまいました。初めて北海道で過ごす夏ですが、今のところすごく涼しくカラっとしてて快適です。いつも通勤時に通りかかる時計台の周りや街路樹の緑があっという間に萌えたち、大通り公園ではリラやルピナス他たくさんの種類の花が一斉に咲き乱れて、つい2ヶ月前には雪が降ってたことが夢のようであります。

そんな気持ちのいい天候の北海道ですが、倉田英之先生の新作2本とも視聴不能です(泣)。こういうときは地方在住が悲しくなるなぁ。小生の視聴環境(地上波+J:COMデジタル(アニマックス・キッズステーション・AT-X))で視聴可能な新番組は以下の通り。

1.地上波
涼風(7/11~、TVh)
ぱにぽにだっしゅ!(7/8~、TVh)
おくさまは女子高生(7/8~、TVh)
シュガシュガルーン(7/3~、TVh)
なんと、地上波新番はテレビ東京系のTVhのみであります。個人的には「涼風」「おくさま~」はいいから「ガン×ソード」やってくれよぉってカンジです。
「ぱにぽに~」は原作コミック読んだことありませんが、千和ちゃんと雪野さんご出演ということで少し期待。
逆に安野先生の原作が大好きな「シュガ~」は、あの異常に目のでかいキャラがうまくアニメ化されるか少々不安ですな。コミックだと可愛いんですが動くとキモいことになりそうで・・。あと、北海道では放送日が「エウレカセブン」とぶつかるので頭が痛いですね。当面「シュガ~」を優先して「エウレカ」はストリーミング+アニマックスで補完することにしようかと。

2.CS・BS
D.C.S.S~ダ・カーポ セカンドシーズン(7/11~、キッズ)
機動新選組 萌えよ剣 TV(7/12~、キッズ)
ぺとぺとさん(7/13~、キッズ)
苺ましまろ(8/4~、BS-i)
あまえないでよっ!!(7/1~、AT-X)
奥さまは魔法少女(7/8~、キッズ)
あかほり外道アワー らぶげ(7/9~、AT-X)
タイドライン・ブルー(8月開始予定、キッズ)
一方、CS・BSは8本(一部8月開始)と大変なことに。ばらスィー先生とYUG先生の2大巨頭(何の?)作品が楽しみですな。「タイドライン~」は潜水艦の巨匠・小澤さとる先生(飯田監督連名)原作のオリジナル、テレ朝では7月から始まる作品ですね。キッズステーション様、同じテレ朝放映の「かみちゅ!」も是非流してくださいよう!

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July 01, 2005

かみちゅ!#01

テレ朝での放映が始まりましたね。随時ネット局でのオンエアも始まるようで。あちこちの書き込みを見るに、概ね好評のようで、R.O.Dファンとしては嬉しい限りですが。

北海道のテレ朝系列局はHTB北海道テレビ。局のマスコットキャラクター「onちゃん」のオリジナルアニメシリーズを製作したり、アニメに理解のある局だという事前の認識があったのですが、今年の2月に当地へ越してきてみたら深夜アニメの放映数0で唖然としました。当時、「巌窟王」「ゼノサーガ」「ジンキエクステンド」を視聴してたんですが中断の憂き目に。「巌窟王」はCSでフォローできましたが、後2作はそういった補完もできず。

「かみちゅ!」はどうなるのかなぁ。上記の例で行くと地上波は望むべくも無く。各CS局の放映予定を見てもリストされてないし。製作にTBSが入ってた「英国恋物語エマ」は系列のCS局でオンエアしてくれましたが、テレ朝チャンネル(CS)は深夜系のアニメ皆無だし。

残るはバンダイチャネル等のストリーミング。これが今のトコ一番確度が高そうです。
もしくはいきなりDVD購入に走るか・・賭けだ・・。

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June 15, 2005

ことこさんのこと

今朝、会社へ向かう地下鉄の通路を歩いてたら、いきなり「KOTOKO」のロゴが目に飛び込んできてビックリしました。セカンド・アルバム「硝子の靡風」の駅張りポスター(でかい!)だったわけですが、仕事モードへ切り替えつつあった気分が一瞬でアニメファンモードに引き戻されてしまいました(笑)。
普通のアーティストみたいな(失礼)メジャー感溢れるプロモーション振りに感心するとともに、行きかう通勤・通学客のどれだけが彼女を認知してんだろうかなんていらぬ心配もしてみたり。

かくいう私も「Re-sublimity」(「神無月の巫女」OP)や「DuDiDuWa*lalala」(「魔法少女隊アルス」ED)位しか拝聴したことが無く、「Re-~」で声を張ったところの歌声が昔懐かしレベッカのnokkoによく似てるなあ、とか同曲のPVに出てた女の子が可愛かったなぁ、とかご本人はUAかオセロの黒い方を色白にした感じなのだなぁ、とかの印象しかなかったのですが(ファンの方ごめんなさい)。

上記プロモーションに関するオフィシャルHPの記事に曰く「『硝子の靡風』のプロモーションを都内・札幌各所で展開中!」とあるのを見て、「ん?何で札幌?」と引っかかり調べてみたらばKOTOKOさん、札幌ご出身で今も同地を拠点に活動されてらっしゃると知り、俄然応援したくなりました。
地元FM局でレギュラー番組も持たれてて昨年11月にはえきスタで公開録音も催されたとか。
良いですねぇ。今回のプロモーションといい、地元を大事にする姿勢に好感を持つと共に、非常に身近に感じられました。その昔、耳になじんだ地元ローカル局の天気予報テーマソングを歌っているのが天下の売れっ子フォークグループだということを知ったときの感慨が甦りました(※)。

とはいえ。熱心なファンの方のライブレポートなどを拝見していると、やはりギャルゲーソングはKOTOKOファンとして必修科目な模様。それ系のゲームというとelfの「雀JAKA雀」(・・古い・・上にちょっとジャンル違いますか?)くらいしかやったことがないので、新たな荒野(笑)に踏み出すべきか否か心惑うところであります。

※わかりにくくてすいません。南こうせつとかぐや姫の「八鹿の天気予報♪」のことです。大分県限定。

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May 23, 2005

ココロ図書館#03

先週からAT-Xで「ココロ図書館」がオンエアされていますなり監督。
こんばんは、「ココロ~」初見のALMです。

今日は第3話「内緒のきりん先生」(TXオンエア:2001/10/25)でしたが、度肝を抜かれたのは ひめみやきりん先生ことあると姉さんの第2長編。
その名も「読子ちゃんシリーズ」!(正式タイトルは「がんばれ読子ちゃん」)。
しかも、こころといいな姉さんお気に入りの名場面は、第3巻の「いつもやぼったい服ばかり着ている読子ちゃんが、パーティーに招待されて初めてドレスを着るところ」って!小説「R.O.D」3巻冒頭、タイタン号上の闇オークションに現れた読子さんそのまんまじゃないですかっ!
因みに「R.O.D」3巻が'01年3月発売(4巻とOVA2巻発売が同年7月)、「ココロ~」3話のOAが同年10月。当時のファンはこれ見てぶっ飛んだことだろうなぁ。羨ましい。僕もリアルタイムでぶっ飛びたかったっす。

千和ちゃんも初々しいし、かつらをかぶったある姉はねねね先生そっくりだし、ある姉の担当編集さんは雪乃(当時)さんだし!年季の入ったファンの方には何を今更な話かと存じますが、僕みたく遅れてきたR.O.Dファンには新鮮な驚きでした。
R.O.D抜きにしても、何ともほのぼのと良いお話で作品自体のファンにもなってしまいました。未見のR.O.Dファンは是非。

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May 22, 2005

絶対少年#01

オープニング5分見逃したショックで録画ボタンも押し忘れ。久々に感想書きたくなる作品の予感なのに。

まずは水彩画風の背景美術がコンテンポラリーなキャラデザと違和感なくマッチして創り出す独特の風合いの画面に引き込まれました。望月監督の淡々とした演出にもピッタリです。
やはり映像作品は第一に画が魅力的でないといけません。キャベツ畑で野良仕事の平五郎さんをバックにしたロク(帽子をかぶったレトリバーね)の登場シーンなんかキャプって壁紙にしたいくらい印象的な画面でした。

美しい画面に続いて大いに興味を引かれたのが、カエル好きでおダンゴで斉藤千和ちゃんなロリっ子。髪がピンクだったら完璧だった(笑)。アニタしかり、コマチしかり、千和ちゃん演ずるロリっ子は可愛くてしょうがないのが必定なので期待大です。
黄色いポンチョの不思議な男の子、わっくんも可愛い。伊藤和典さん(脚本)ちのボクがモデルで、フェアリー(ふわふわ空を飛んでた正体不明のオブジェ)と共にこのアニメの原点になったのだとか(アニメージュ誌'05年4月号)。歩とわっくんの出会いのシーンは、飛び交うフェアリーとざわめく川面、それら全てに降り注ぐ黄金色の夕日が美しい今回の一番の見せ所でした。
他にも、妙に物分りが良くて理屈っぽい秋之(主人公・歩のお父さん)とか、麻子(コンビニのお姉さん。エプロンに「2次元」って書いてませんでした?)とか、何か心に引っかかる脇キャラが主人公達にどう絡んでくるのか楽しみです。
歩の両親は離婚しているという設定も世相だなぁと感じました。身近な人々でも普通に家庭を築いてるのは半分位で後はバツイチか未婚だし。

ストーリーの方は1回目なのでまだ見えないところが多いですが、河童や、生き返ったネコ、フェアリー等のファンタジー風道具立てを背景に不登校の少年が人との交流の中で成長していくってな展開でしょうか。どんな出来事が起きるのかこちらも楽しみです。

エンディングテーマ(「少年ハミング」/伊藤真澄)は、80年代にYMO(てか教授)やムーンライダーズ一派のサウンドに浸かってたリスナーには懐かしい気分になる曲です。有名どころだと教授が原田知世とか、後年中谷美紀とかでやってた雰囲気ですな。わかりにくいところだと慶一サンが鈴木さえ子さんでやってたというか(笑)。
ここんとこ、似た印象のEDテーマ多いですね。例えば「ローゼンメイデン」EDとか「月詠」EDとか。
今回はヴォーカルも歌いだし矢野顕子っぽかったり、途中大貫妙子っぽいところもあったりと。
伊藤真澄さんのお名前は今回初めて知りましたが、「シスタープリンセス」「ギャラクシーエンジェル」「D.C.~ダ・カーポ~」等有名タイトルを手がけてらっしゃるんですね。萌え系は勉強不足なのでどれも見たことありませんが唯一「ああ、あの人か」と思ったのが「あずまんが大王 THE ANIMATION」OP(「空耳ケーキ」/Oranges&Lemons名義)。モロ ター坊だなぁ、と思った記憶があります。
ご自身のHPによると好きなミュージシャンはスティーナ、ティム・ストーリー、ビョーク、ハードロマンティックと、アヴァンギャルドとかラウンジとか。YMOとかムーンライダーズは挙がってませんでした。
タイトルのネーミングもゲルニカ/戸川純あたりを思わせる(?)80年代センス。同じON THE RUN(Mellow Head)から出てる「ローゼン~」EDのタイトル(「透明シェルター」)にも通じるところがありますが、レーベルカラーなんでしょうかね。

作中に登場する動物達が出てきてしゃべりまくるという意表をついた次回予告もインパクト大。映像も次回のハイライトシーンではなくロクやオカカ婆の新作映像。こんなところにもお金を掛けるとは、余裕を感じます。

余談ですが終了後のMCで、かかずゆみさんがオカカ婆に関連して「私も小さいときのアダ名がオカカだった」と披露。時々「鈴木」だったら「おすず」とか勝手に名づけるオヤジとかいますよね(俺か(笑))。同じ理屈で「かかず」だから「おかか」。「オカズ」でなくて良かった。

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May 15, 2005

ドラえもん「タイムふろしき」「たんぽぽ空を行く」

今週のドラえもん、前半は琴乃ママ大活躍。壊れたテレビを直すのに「ここんとこを約60°の角度で殴るのがコツよ」って(笑)。気合の掛け声にも何か貫禄が感じられましたな。

かかずさんは「はい、どうするのこんなもの」の2言だけでちょっと残念。NHK BSの「ななみちゃん」、6月から第2シリーズ開始決定とか。こないだ第1シリーズ一挙放送してましたが、第2シリーズは冬休みくらいにはまとめて見れますかね。

CM前のアイキャッチならぬミニシアター、コンテ・演出は大地監督の師匠ことやすみ哲夫監督。細かい仕事もこなしてらっしゃるんですねぇ。

Bパート主役のタンポポ役は岡村明美さん。「レジェンズ」シュウと同じ方とは、キャスト見るまで分かりませんでした。やっぱ声優さんの役作りって凄いですね。暖かいお母さん振りが素敵でした。

てなわけで「ドラえもん」、本筋よりも意外なゲストが楽しみで見ております。


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ガンソード公式HPオープンですよー

テレ東月曜深夜1:30。ガオガイガーの後ですな(ってかガオガイガーがガンソードの穴埋め?)。同時刻に週遅れの「ネギま!」やってる北海道では今のところ放映は望み薄。「スピードグラファー」と「バジリスク」の為にこないだ加入したAT-Xに期待します。

ガンソード公式:http://www.jvcmusic.co.jp/m-serve/gunsword/

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April 12, 2005

プライド!ブライド!ブレイド!

格闘技とキルビルとウェズリー・スナイプスかっ!?取り乱してすいません、1週間振りのALMでございます。

さてさて、「かみちゅ!」に続き「GUN×SWORD」公式にも動きが!なんと興奮のPV登場だっ!つっても表題のキーワードが鬼太鼓座のBGMに乗ってドン!ドン!ドン!と出てくる(そしてぶった切られる)だけですけど(笑)。
あと、「進行グラフ」も茶目っ気たっぷりで(?)可愛いぞ。

あっ、「フタコイ」始まったのでこの辺で。CS(キッズ)では今日からなんですよ、トホホ・・
ではまた。

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April 04, 2005

EMOTION春の新作上映会in札幌

東京国際アニメフェア2005にお越しになった皆様、いかがでしたか?
ネットつらつら眺めると「ローゼンメイデン トロイメント」とか、「パワパフZ」とか旬な展示も色々あったようで。ジェネオンブースのお姉ちゃん(この人去年のエンタマにもいた)とか「ふしぎ星の☆ふたご姫」の着ぐるみとか(笑)生でみたかったっす。Production I.Gの紙袋シブいっすね。
「魔法少女隊アルス」の重大発表って「アルス THE ADVENTURE(仮)」のことだったんでしょうかね。大地監督目当てで行った昨年のアニメフェアで、たまたま見かけたPVに衝撃を受け(そーいう発見があるのでこういうイベントはあなどれない)04春新番イチオシとか某BBSでほざいてたにも関わらず変則的な放映形態と度重なる録画失敗に負けて視聴中断してましたが、こないだ衝動買いしたDVDで見直したらヤッパリ凄かったですよ!続編楽しみです。あ、その前にDVD7巻か。

とまあ、そんなカンジの東京国際アニメフェアな先週末、私はというと飛行機代払ってでも行く!位の勢いだったんですが、週末に仕事のミーティングが入るとかで断念してたところ金曜日の夜になって「あ、あれ中止」と告げられ(怒)、あてどなくネットをふらついてたら掲題イベントを発見、足を運んで参りました。

内容は「ストラトス・フォー アドヴァンス」「ああっ女神さまっ第1話」「きらめき☆プロジェクト第1話」の上映とゲストのトークショウ。ゲストは「ストラトス~」のもりたけし監督、「ストラトス~」美風役のかかずゆみさん、「きらめき~」カナ役の舞太こと門脇舞さん。加えて、札幌会場では北海道出身という「ストラトス~」総作監他の山内則康さんもご出演されました。

会場はススキノのカラオケ屋に併設された小規模なイベントスペース。広さ的には「砂ぼ」試写会があったポニーキャニオン1Fスペースの1.5倍位(わかりにくい)。
そぼ降るみぞれ交じりの雨の中、12:30開場のところ12時ちょい前に到着したら既にエレベータホールにはそれらしき(笑)老若男女がわらわらと。ざっくり2~30人位。EVホール横のミスドにたむろってたアフター明けっぽいキャバ嬢+ホストのお兄ちゃんとおぼしき若者達が「何の集会か?!」と不思議そうに眺めてたのが「場所柄だなあ」と思いました。整理券は48番。結果150~200人位の入りだったので、そこそこ前のほうで見れました。

櫻井さん似の歯並びが爽やかな(?)バンダイビジュアル野口君(「ストラトス~」初回特典のエプロン着用)のMCで、かかずさん・舞太・山内さん・もり監督が登場。
もり監督、初めて生で見ましたがデカくて迫力あるなぁ。曖昧な記憶ですが「ヴァンドレッド総集編」特典の”ローレライ”樋口監督との対談映像ではむしろモヤシっ子な印象だったのに(記憶違い?樋口監督がもっとデカイということか)。グラサン姿が「太陽にほえろ」のボスみたいでエラい強面でした。5歳年上だという山内さんをイジる様子も貫禄というか(笑)。でも、恐そうな外見に似合わず(失礼)、ロビンソン地下での「かかず発見」話で笑いをとるなど、観客を楽しませようという姿勢が好ましかったです。

生かかずさん、雑記帳の記事でチェックしたBS2「衛星アニメ劇場」ではちょっとふっくらしたカンジでしたが(失礼)、今日はスッキリと白い帽子がよくお似合いで。千和ちゃんの「エムサスタイル」とか「月詠電視台」にご出演の時も確か帽子姿だったかと。本当に帽子がお好きなんですな。
まー、よく喋る明るく楽しいお人柄で。職場に1人欲しい人材です。ベルダンディ井上さんのビデオレター、いつもの「井上喜久子17歳です・・・オイ、オイ」に「14年前にも仕事をした」とツッコむ監督に「じゃあ3歳の時にご一緒されたんですね」と更にボケてみせる回転の速さが好きだ。
関智さん話で監督の「関智がスネ夫だもんなぁ」発言に「これはかかずさんへのフリか?!」と会場が一瞬固唾を呑むも、そっちに話を膨らませなかった奥ゆかしさも好感度大。
最後の挨拶で今後の仕事に触れた時も、主催者に配慮して「Dではじまる作品のCずかちゃん役を・・」とボカす心配りも大人だ(バレバレですが(笑))。結局、MC野口君(いいヤツ)に促されて「ドラえもんのしずかちゃん役をやることになりました」と明言されたんですが、その時の会場のひときわの声援に「何か、いいなぁ」とあったかい気持ちになりました。

舞太は「きらめき~」の作画や3Dのスゴさに言及、自身もイラストなどで活躍しているクリエイターらしい見方だなぁと感心しました。札幌の市場で、実家に送るカニやイクラを値切った話なども。舞太に可愛く値切られたらオジさん、もう!てか、値切られた店の人が羨ましい(笑)。じゃんけん大会に勝ち残って緊張しまくってた女の子に何度も「大丈夫?」と声を掛けてた優しさが印象的でした。

そんな感じで、有明とかメッセとかでやる巨大イベントには無い距離感・リラックスした空気が楽しいひとときでありましたよ。ではでは。

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March 26, 2005

読子さん、大漁ですよ!

というタイトルで「ああ、ガシャポンで31歳メガネ女がかぶりまくったのだなぁ」と思った方は僕と握手!

ガシャ自体初体験でしたので、巷で「SR R.O.D-THE TV-」(ユージン)発売が話題になっても何処で手に入るのか見当もつかず。秋葉原ならあの筐体が寿司折の鉄火巻よろしく店頭にぎっしり陳列されてる横を通りすがることもあったのですが、札幌にはそもそもそんなマニアックな街は無く。ネットで検索しても店舗情報は引っかからず、沢山のマニアの皆さんの日記を拝読することに。

そんな感じで見当をつけたJR札幌駅横の札幌エスタ9Fゲーマーズにて初ガシャと相成りました。
初ガシャ一発目は読子さん、思ったよりでかいカプセルの中に大英図書館支給のコートが透けて見えたときにはちょっと感動してしまいました。が、2発目のカプセルに同じコートが見えたときにはガックリきました(笑)。人間って勝手だなぁと我ながら。

メガネがダブった後は、ねねね、ロリピンク、ミシェールと順調にゲットして、己の運の良さにちょっと興奮。ミー姉の大胆なヒップが興奮の火に油を注ぐ!(ダメだ)
後は大女でコンプリートってところで又メガネ。ねねねもダブって、次こそは!と気合を入れてダイヤル回したら又メガネ(怒)。
用意した100円玉最後のトライアルで、ついに出ましたドイツ代表!背中がでかいぞドイツ代表!ってDVDのコメンタリ聞いてない人には何のことかわかりませんね、マギーちゃんです。よく来てくれた、君でコンプリートだ!

ちょうど100円玉もなくなったし、あー面白かった、と帰ろうとした時、脳裏をよぎった「シークレットねねね」の存在。魔がさした、というべきか(笑)。悪いことに(?)隣はゲーセンになってて新紙幣対応のハイテク両替機完備。
「もう千円だけだよ・・」と自分に言い聞かせつつ再びゲーマーズへ。結果、ねねね(ノーマル)、ミシェール、ロリピンク、メガネ、ロリピンクとシークレットはゲットならず。でも始めの自分との約束を守って家路に着く大人なワタクシ。よしよし(笑)。

で、都合14体のお嬢さんたちを購入してしまいました。内訳はねねね3体、ロリピンク3体、ミー姉2体にマギーちゃん1体、そして寝グセメガネ31歳独身が5体。読子大漁。

改めて眺めてみると小さいのによく作りこまれてますねぇ。キャラの顔も特徴を捉えてて、表情も個性豊かです。
おっとり笑顔で微妙にタレ目ぎみな読子さん、きりりとクールなねねね先生、自信たっぷり挑戦的なミー姉(かの篭絡作戦のシーンが甦ります)、読書に没頭する横顔が5体の中で一番美しいマギーちゃん。惜しいかな、アニタはイメージよりシャープな顔立ちで、トレードマークのピンク頭とのバランスもイマイチ。ぷにぷに感をもっと強調して欲しかったところですが、漫符的な表現を極力排してリアルな演出に努めたという舛成監督が唯一許したホッペの朱が再現されてるので良しとしましょう。

も一つ、この手の(?)フィギュア初体験の私がちょっと引いた驚いたのは、ジャージ姿のマー姉をのぞきスカート着用のキャラは皆スカートが着脱可能になっている点(笑)。
中身の作りこみにも気合が入ってます。金田たつお先生(古い)や万乗大智先生もかくやと思わせるパンツのしわ。パンツのエッジで一旦食い込んだヒップがリバウンドする質感。強迫観念的に必ず入ってるタテス(以下自粛)。「対象年齢15才以上」たる所以はこの辺りにあるのだなぁと改めて。

せっかく各キャラ2体以上あるので、各々スカート着用バージョンとそうでないバージョンで飾ってみました(ダメすぎです)。
大胆なTバックのミー姉がダントツでセクシーですが、着エロ定番の裸Yシャツに見えなくも無いねね姉も中々これはこれで(笑)。えー、これ以上書くと品位を疑われるのでこの辺で(爆)。ではでは。

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March 23, 2005

4月新番あれこれ

もうすぐ北海道ではじめての番組改編期がやってきます。
私の視聴環境(地上波+J-COMデジタル)で見れる作品、見れない作品をちょっと調べてみました。

まずは視聴可能な作品。()内は放送局名です。

1.地上波(キー局同時ネットもしくは週遅れ)
 交響詩篇エウレカセブン(HBC)
 エレメンタル・ジェレイド(TVh)
 極上生徒会(TVh)
 創聖のアクエリオン(TVh)
 ツバサ・クロニクル(NHK教育)

2.BS・BSデジタル
 これが私のご主人様(BS-i)
 トリニティ・ブラッド(WOWWOW ノンスクランブル)
 絶対少年(NHK BS2)

3.CS
 フタコイ オルタナティブ(キッズステーション)
 こいこい7(キッズステーション)
 英國戀物語エマ(TBSチャンネル)

先行HPがかっこいい「エウレカセブン」、「月刊アニメージュTV#15」で拝見した河森監督のまゆげが印象的な(笑)「アクエリオン」は押えておきたかったので一安心。
「トリニティ~」は、能登さんファンなら外せないっすね。「月刊~」で紹介されたアフレコ風景、ピッタリした黒い薄手のセーター姿の能登さんが激カワでした。
原作が大好きな「エマ」は絶対見たかったので、CSでカバーできてホントに良かったっす。J-COMありがとう!

そして今のところ見れなさそうなのが東京ローカルとUHF系の以下3作品。
 スピードグラファー(テレビ朝日) 
 バジリスク(ちばテレビ他)
 ハチミツとクローバー(フジテレビ)

ゼーッタイ見たかった「スピードグラファー」見れないのが痛いなぁ。「R.O.D」のイシハマンこと石浜真史さんがキャラデザ、GONZO制作ってことで期待してたんですが。
石浜さんの手になるものと思しきHPのメインビジュアル(神楽ちゃんかな?)、「R.O.D」とはキャラ原案(たらくさん/コザキさん)の作風が全然異なるのに、それを損なわずなおかつ石浜テイストをビシビシ感じさせてくれるところに凄みというか気合の程を感じます。あー、見たいなぁ、「巌窟王」みたくCSでやってくんないかなぁ。

山田風太郎のロミオとジュリエット(?)「バジリスク」は、せがわさんの絵がGONZOのアニメでどう動くのかと、大平透、麦人、若本規夫、立木文彦、内海賢二とオヤジ萌えなヒトにはたまらんラインナップに水樹奈々、沢城みゆきが華をそえる(ってか水樹さんヒロインですが)声優陣が大層魅力的なんですが。

黒田さんが「ハチクロ」をどう料理するのかも興味深かったのになぁ。

ところで、倉田先生の「GUN×SWORD」、制作日記とかメインスタッフのコラムとかで盛り上がってた先行サイトがいつの間にか無くなって、「 3/1頃OPEN予定!」だったオフィシャルページのアオリ文句も「TV企画進行中」にトーンダウンしてるし。長期戦になりそうな予感・・ですが期待して待ちましょう!

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March 13, 2005

新しいしずかちゃん

ドラえもんの新声優決定のニュースが流れてますね。

新しいドラちゃんは水田わさび嬢。「お伽草子」金太郎役くらいしか存じませんが、少しひしゃげたようなファニーボイスだったと記憶してます。割とイメージ合うかも。

そして、新しいしずかちゃんにはかかずゆみさんですよ!深夜アニメでは、合体して「ウソ、きもちイイ!」とかゆってるヒトがですよ!新婚ホヤホヤの人妻がですよ!そんな倒錯した興奮に目をさえぎられて、これからはしずかちゃんの入浴シーンを真っ直ぐ見つめることができません(ダメだ)。

コロコロの記事のようですが、やっぱかかずさん色っぽいなぁ。なぜか生年を公にしない声優界にあって、堂々の年齢併記が新鮮だ。かかずさんの紹介文に「月詠 エルフリーデ役」とありますが、コロコロ読者で「月詠」を見てる小学生がいたらチト恐い(笑)。
あと、ジャイアン役の14歳君がとても年相応に見えません。

そんなわけで、4/15からは「ドラえもん」も視聴リストに追加であります。

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March 12, 2005

祝「『R.O.D -THE TV-』全26話ブロードバンド配信開始!」

つけっぱなしのアニマックスで流れてた「サイボーグ009」につられて、又「櫻井孝宏のおでかけアニポップ」(雪野さんご出演の回)を見たくなってShowTime@B.B.exciteにアクセスしたところ掲題告知が。

久々に公式HPを覗くと、ちゃんと告知されてました。

(以下公式HPより引用)
配信サイト名 URL 配信開始日
バンダイチャンネル http://www.b-ch.com 2005年3月4日
アニメイトTV http://www.animate.tv 2005年3月1日
SHOWTIME http://www.showtime.jp 2005年3月11日
goo http://www.goo.ne.jp 2005年3月1日
MORRICH http://www.m-animation.com/ 2005年3月1日
価格:1話150円(税抜)~
(引用終わり)

ちなみにShowTimeでは30日間全話見放題で2,866円。2M配信もあり。
MORRICH他で流れてる配信開始PV(2分)では、全編通じての名場面集が。改めて大英図書館制服姿のナンシーさんに萌え。あと、MORRICHのバナーのアニタが異様にかわいい。本編にこのシーンありましたっけ?

バンダイチャネル@niftyのトラバで「4komaさん」が提唱した「ラスト6話パック」案には笑ってしまいました。フジ地上波組にはニーズがあったのでは?

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March 09, 2005

レジェンズ#32&おんなじ名前と声だった

ということで(?)、今animaxではズオウがリキリキリッキーズで大活躍の最中です。この辺のエピソードの楽しい想い出が、今のキビシめな展開で涙を誘う伏線になってるんだなぁとか思ったり。

メグちん役の那須さんもセリフが多い回で。声優さんの聞き分けが苦手な私は、セリフの切れ目の声の裏返り方が千葉紗子嬢と似てるよなぁ、とかも思ったりしてますが如何でしょう。「ピーチ・ガール」見てるのも実は那須さん目当てだったり。えらいひねくれた役なんですが。

で、シュウは相変わらず役立たずぶりを発揮してます。例えば誰よりも野球が好きだっていう評価をチームメイトから得つつも最後のチャンスで三振とか。これなんか、マツオカシュウゾウってキャラの特異性を端的に表したエピソードだなあって思います、上手くいえないけど。皆から期待と信頼を得つつも必ずしも応えられないっつーか本人あまり気にしてないっつーか。自分の好きなこと、信ずるところに真っ直ぐなところは皆から認められてるけど、じゃあ何か成果を出せるかってーと、いつもそうとは限らない。でも、やっぱ皆彼のそんなところが大好きで、大好きまで行かなくとも憎めなく思ってて。想像するに、これは大地監督が持っている1つの理想的な男子像なのではないかと。

「マツオカシュウゾウ」って表記をしたのは「今僕」のシュウと重ねて想いをめぐらせてるからなんですが、「今僕」のシュウもそんなところがあるなぁと思います。とんでもなく悲惨な境遇に陥ってしまったサラに対して、とにかく前向きな、励ましの言葉を掛けつづけることしかせず、またできなかったシュウ。まっすぐではあるけども、現実にサラの境遇を好転させることができたかというと全く無力だったシュウ。チームの誰より野球が好きなくせに、最後のチャンスに空振りをするレジェンズ・シュウと重ならないでしょうか?

「今僕」では、あまりに楽天的な彼の言葉にサラが非難の言葉を投げるシーンもありました。「レジェンズ」でシュウに批判的なエピソードがあまり目に付かないのに対し、「今僕」でこうしたやりとりがあったのは倉田先生というフィルターがあったからなのかなぁとも。つまり、倉田先生というブレーキがない「レジェンズ」においてはシュウの特異性に対する肯定にブレーキがかからなかったのではないかと推測したりしてますが、大げさでしょうかね。

大地監督が両作の主人公に同じ名前を振ったココロに非常に興味があるところなので、この辺は又稿を改めて考察したいと思ってます。僕が「レジェンズ」を見るにあたって一番のポイントとしているトコロであります。

そんなわけで、去年の10月頃にアニメージュ誌の「freespace」(老婆心ながら、毎月1つの作品に絞って読者の投稿イラストを募るページです)で「レジェンズ」の投稿募集告知を見たときに頭に浮かんだのがレジェンズ・シュウと今僕・シュウの2ショット。声も同じ岡村明美さんが当ててらっしゃるし。イラストのタイトルも大地監督流の7・5調+過去形で「おんなじ名前と声だった」ってのが浮かんできました。
ここまでイメージが膨らんだら投稿するっきゃない?!ってわけで年甲斐もなくってか生まれて初めてイラスト投稿に挑戦したところ、光栄なことに他でもない岡村さんに選んでいただきまして掲載されてしまいましたですよ!拙いイラストを選んでいただいた岡村さんには本当に感謝であります。ホントに拙いんで今日(9日)までここに書き込むのも逡巡してましたが、とうとう自慢したいココロが勝ってしまいました(笑)。お手元に同誌がある方は是非とも御笑覧のほど。ではでは。

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February 26, 2005

学園アリス#16と北海道アニメ事情

土曜の朝にたまたま早起きしてTVをつけたらやってました、「学園アリス」。
絵もきれいだし、ギャグのテンポも小気味よくって面白かったっす。

「犬猫体質のアリス」正田スミレ役で斎藤千和ちゃんもご出演。今日は猫の日(?)だったようです。
ネコミミで、その上タライまで落ちてきましたが(笑)、これは原作にもあるシーンなのかしらん?アニメオリジナルだとしたら、やっぱ月詠パロなのか?とか思ったり。

「月詠」といえば、私事で恐縮ですが仕事の都合で東京から北海道へ転居しまして、見れなくなったアニメの1つですよ。今期1押しだった「巌窟王」も見れなくなったし「JINKI」も「ゼノサーガ」も見れなくなり(テレ朝全滅)。
テレ東系はさすがにアニメ強いですね。「スクラン」「ケロロ」「スターシップ・オペレーターズ」は東京と同時ネット、「ファンタジック・チルドレン」「舞-HiME」も週遅れのようですがやってます。
UHF系では唯一「砂ぼうず」が見れます。製作にHBC(TBS系)入ってるし。「UG」とか見れなくなりましたが、これはM・O・Eのサイトで補完することに。
フジは「レジェンズ」(UHB東京同時ネット)しか見てなかったので今のところ問題なしですが、来期以降深夜帯が復活したらネットされるのか心配です。

そんなわけでJ-COMデジタルに加入してみました。基本セットにアニメ専門CS3チャネル(KIDS STATION・CARTOONNETWORK・ANIMAX)が入ってて、数ヶ月遅れですが「巌窟王」も見れることとなり一安心。東京にいたときの環境では見れなかった大地監督の新作「ギャグマンガ日和」が視聴可能になるっていう副産物も。「舞-HiME」とかぶっていつの間にか視聴中断してた「ジパング」もおさらいしつつ視聴再開できそう。

でも「月詠」やってるCS局(AT-X)はオプションなので、やっぱ見れません(泣)。千和ちゃんのために払いましょうか、月額1,500円(高っ!)?てか、だったらDVD買えという話も。

DVDといえば昨日は「巌窟王」1巻発売日。東京ではいつも新宿のヨドバシか秋葉の石丸でDVD買ってましたが、札幌にもヨドバシあるようで。もう入荷されてるかなぁ。

ってのも北海道では運送日数のため雑誌の発売日は2日遅れなんですね。12日に「コミックビーム」探して近所の本屋巡りしてしまいました、雪の降りしきる中(笑)。だから「週刊アスキー」も毎週木曜日発売なんです。
そんなわけでDVDの方も遅れるのかなぁとか思ったり。とりあえず確かめに行って参ります。ではでは。

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January 05, 2005

スターシップオペレーターズ#01

角川グループ創立60周年記念アニメ作品だそうで、ラノベ・アニメ・コミックとお家芸のメディアミックス作品です。

初回は主人公達の母国、惑星国家キビがヘンリエッタ星域惑星国家同盟(「王国」とも。要は敵ですね)に攻撃され即時降伏してしまうところから始まり、試験航海兼防衛大学宇宙戦闘課第73期生(主人公達です)の航海実習を終えようとしていたキビ自衛隊第3護衛艦「アマテラス」に残された防大生たちが単独王国に反旗を翻し、初戦に勝利を収めるところまでを描きます。

ユニークなのが彼らの後ろ盾となるのが王国に敵対する勢力等ではなく、ハリウッドを拠点とする銀河ネットワークというテレビ局なところ。レポーターがアマテラスに乗り込んでの戦争独占実況中継を提供する代わりに戦闘のスポンサーになってもらうという学生艦長神崎君の奇想天外なアイディアです。イ・イ戦争以降、戦闘がリアルタイムで全世界に報じられるさまが「劇場型戦争」等と称された事に発想を得た設定かと推測します。
又このアイディア、中継は敵国にも放映されているわけで、艦橋の作戦がリアルタイムで筒抜けになってしまうという両刃の剣。今後どう展開するのか面白そうな設定であります。

他にも何故かたちまち戦闘突入に同意した乗員達のなか一人戦争に懐疑的な主人公シノン(CV伊藤静さん)の心情や、政争に破れキビ首相の座を追われた叔父を持つ間宮(CV川澄綾子さん)、キビ護衛艦撃沈の報に血相を変えたアレイ(親族が乗艦していた?CV渡辺明乃さん)など、ドラマ的にも展開が楽しみなキャラ配置であります。
冒頭の学生気分満載の食堂風景、「タカイ君とお話しちゃった」とはしゃぐサンリちゃん(CV能登麻美子さん)とか萌えもlあり。
EDクレジットを見て、声優陣の豪華さに改めて驚きました。上記の方々の他浅野真澄さん、生田目仁美さん、榎本温子さん等主役級の方々がゴロゴロと。

難を言えば乗員が戦闘突入を決意するくだりがあまりにあっさりと描かれてたところ。単独で王国に喧嘩を売るわけですから相当な覚悟のはずですが、特に葛藤や仲間割れなどなく短時間ですんなり総意が結集されたのは嘘臭く感じてしまいました。その辺のリアリティを犠牲にしたとしても、構成上尺が割けなかったというところでしょうか。この辺、原作ではどう描かれてたんでしょうね。

とまれ、個性あるキャラ設定と豪華な声優陣が創り出すドラマに期待したいと思います。

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January 04, 2005

Anime Studio Vol.2感想

年末にふらりと立ち寄った近所の本屋さんで見つけた「Anime Studio Vol.2」(宙出版)が面白かったっす。
B5判の判型で、「トップをねらえ!」のノリコさんが大写しになったモニタを走査線が見えるくらい寄って撮った表紙が目印です。

EDクレジットで背景美術担当として良く目にする株式会社美峰さんの会社訪問レポートや、「スクールランブル」(脚本/シリーズ構成)「タッチ」(監督)のときたひろこさんインタビュー、内容・量ともに充実した「巌窟王」前田監督インタビュー等、なかなか読み応えがありました。
他にも「エルフェンリート」神戸守監督×吉岡たかをさん(脚本/シリーズ構成)の対談やインディーズアニメの特集(「月のワルツ」のいしづかあつこさんの写真を初めて拝見して一層ファンになってしまいました(笑))等、クリエイターに軸足を置いた記事構成が新鮮で、各記事も大変興味深い内容のモノばかりでした。

従来のアニメ誌が作品の紹介(てかグラビア)に紙幅の大半を割いてきた中で、これまであまり触れる機会の無かったクリエイターの生の声をクローズアップする編集方針に今後も期待大です。
かと言って余りにマニアックに走ることもなく、例えば上記のときたさんインタビューなどは、時にディープ過ぎてアニメ初心者な私などはしばしば置いてけぼりにされる小黒氏のインタビューシリーズ(アニメージュ誌)と好対照で、初心者に優しい読みやすさに好感が持てました。

ただ、ライターさん・編集さんの意見が中心の記事(「34歳のガイナックス」「韓流遊技通信」「匿名座談会」等)には感心できない部分も多く残念でした。
あと900円という価格も、もう少し勉強していただければと。

とはいえ、トータルではこれまでに無かったアニメ誌として満足度の高い一冊であります。
宙出版のHPを見ると「ツインハートブックス」というムック本シリーズの1ラインアップという位置づけのようですが、是非定期刊行化をご検討いただきたく存じます。Vol.1が昨年10月の発行とのことなので今のところ概ね隔月刊のペースですが、次回予告も掲載されていないので次号が出る予定は不明です(目次には「130(ページ) 奥付・次回予告」とあるのですが・・)。
次号発刊の為にも、拙文をお読みいただいて興味を持たれた方は是非書店にてお探し頂ければと願う次第であります(応援)。

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渡辺はじめさん

今日のスクールランブル、ラストの愛理の横顔が渡辺さんチックだなぁと思いましたがクレジットにはお名前ありませんでしたね。どうなんでしょ。
「くろみちゃん」のつり目キャラがツボで、以来はじめさんファンなんであります。
ちょっと前ですが「うた∽かた」のEDイラストも素敵でした。

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November 09, 2004

レジェンズ-甦る竜王伝説-#30

 今回はグリードーvsキルビート決戦編。
 かつて敗北を喫したばかりか、戦いの中でサーガ・サルバを死なせてしまった因縁の仇敵であるキルビートに苦戦するグリードー。G・W・ニコルやシロン達の助太刀も空しくシフトエレメント内に隔離され窮地に陥いりますが、仲間達の歌う「レジェンズクラブの歌」で我に返り、コマンドブレイズドラゴンにまで進化を遂げて大逆転!見事宿敵キルビートのソウルドールを粉砕し勝利を勝ち取ります。

 強敵の前に一旦ピンチに陥るも仲間の協力で形勢を建て直し勝利を手にするという王道中の王道ストーリーながら、大地監督お得意のギャグを散りばめた楽しい展開は、サスガ一味違います。
 ウォルフィ達G・W・ニコルをE・H・エリックと呼び間違うキルビートとか。ビートルズの来日公演でMCを務めたオジサンですね>エリックさん。ウォルフィのツッコミとおり、そりゃ知ってるちびっ子はいないって。
 タリスポッドとレジェンズクラブの旗(自作)を間違えてカムバックしようとするシュウとか。ハヤタ隊員のスプーンを連想してしまうのは、E・H・エリックを知る世代だからです(笑)。
 相克する属性のレジェンズを総動員した闇のレジェンズ陣営の作戦に「今日はレジェンズ祭りかよー!」ってワケわからんシュウの叫びにも笑ってしまいました。旗持ってるし。振ってるしー!
 戦況の転機となる「レジェンズクラブの歌」がもー、ハチャメチャで可笑しい(今なら監督のBBSに歌詞が出てますよ)。「歴史をかえた愛の歌」がこれかいっ!てカンジで(笑)。
仲間達勢ぞろいの合唱が早口のところで錯綜してしまうのも笑いを誘います。ディーノが妙に気取って指をならすのもまた。松鶴家千とせか?とか思うのもやはりE・H・エリックを(もういい)。我に返ったグリードーがシメの「レジェンズクラブゥ~」を共に口ずさむトコにも笑ってしまいました。
 今回のグリードー対キルビート戦を仕組んだ黒幕・ハルカ先生。螺旋の書の解読に基づく作戦だったことが明かされるシリアスシーンなのに「螺旋の書 黙示録・馬への手紙『馬がヒヒーンと鳴きゃ火の竜はギャオース。ギラギラ燃えて眩しいのなんの』」ってどんな予言じゃい(笑)!

 ギャグのみならず戦いの端々に珠玉のシーンや伏線が織り交ぜられてるのも見逃せません。
 爆風に吹き上げられてピンチのメグが、迷わずビッグフットをリボーンするシーン。大きな手で受け止めてくれたビッグフットに「アリガトウ!」と掛けた言葉と笑顔から、もうすっかり彼を信頼しているメグの安心感が伝わってきます。
「メグ無事!」とシンプルなセリフの繰り返しの中にビッグフットの喜びを表現しきった斎藤彩夏ちゃんも名演です。
刺されてボロボロになってもメグをアサシンバグの猛攻から守りきったビッグフット。力尽きくずおれた彼を優しく見つめるメグの表情が又慈愛にあふれてて何ともジンときます。
 ギャグだけじゃないカッコいいところを見せてくれたのが体育委員ことウォルフィ君。「大地に眠りし土の精霊よ、古の盟約より我に力を貸さん。グランド・ブロアー!!」と繰り出す呪文のパターンに初期の「BASTARD!!」を連想してみたり。アレはキメのところ(魔法名)が必ずヘビメタ絡みのもじりでしたが。
 相克する属性の敵を相手に苦戦するシロン達の中へ満を持して登場のガリオン姐さん(って呼ぶと怒られます(笑))。圧倒的な強さで敵を蹴散らしますが、他のレジェンズが単一の属性を持つのに対し一体で土の属性・火の属性・水の属性を操る彼女の姿から、特別なレジェンズであることがうかがえます。その名の語感から地球(ガイア)意志を化体する存在ではなかろうかと推測しますが、いかがでしょう?
 今回の主役・グリードーの変身シーン、まさかワイヤフレームのCGが飛び出すとは意外でした。キルビートのソウルドールを粉砕するヴォルク・バイパーといい、玩具の購買層たる少年達に訴求する「カッコイイ」演出ですな。

以上のごとくギャグあり戦闘あり見所一杯の今回でしたが、キルビート琴乃さんのグラマラスな悪女ぶりが聴けなくなるのがちょっと寂しいです。

あと、ラストで登場のお父さん、改めてみつはしちかこ先生作「小さな恋のものがたり」のサリーそっくりだと思う人は手を挙げて。あなたもE・H・エリックを知ってる世代ですね(笑)。

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November 03, 2004

げんしけん#04

いっそのこと原作のコンセプトと設定だけ借りて全くの別物として作ってはどうか?折角アニメならではの面白い試み~くじアンとか、#02の咲ちゃん&コーサカの出会い萌えアニver.とか~にチャレンジしてるのだから、そっちをもっと膨らませる方向で。
そんな思いさえよぎった第四話、第一話を見たときから何となく燻ってた違和感がさらに増幅された残念感が否めません。以下、暴言御免で参りますので要注意。ファンの方ごめんなさい。

川澄さんの大野さん、喋りはシャキシャキしすぎ・絵はモッサリしすぎな印象です。もっとこう、オタっぽいモタモタしたシャベリを期待してましたが。絵の方も、特に髪の毛の重さがナンか嫌だ。原作の絵をアニメ塗りに変換すると致し方ないのかもしれませんが・・
女オタの登場に狼狽する咲ちゃんも、雪野さんの熱演がオーバーアクトに聞こえてしまいました。雪野さんのハイテンション演技の持ち味が遺憾なく発揮されてはいるんですが、それがどうにも咲ちゃんのイメージに合わなくて・・ここでふと、頭の中で川澄さんasフウ(「サムライ・チャンプルー」)のハイテンション演技と置き換えてみる。あくまで私見ですが、ぴったりじゃないですか?そしてむしろ芸達者な雪野さんが大野さんを演じてれば、あるいは・・もう本当、私見・独断で恐縮ですが、ひょっとしてこれは声優さんに罪はない、ミスキャストって奴では?!

元彼と咲ちゃんのやりとりも、各々の邪悪さが面白いトコだったのに。ナンか薄まっちゃってる感大。

留守番でくじアン見てるクガピーの背中に笑ったのと、ラストの咲ちゃんのキレっぷりがおかしかったのと、ボロボロにされちゃった一同(除く会長(笑))が相変わらずお見事なEDと、予告の濃厚なコーサカ語り("Life and death"デスってよ、奥さん!)にかすかな望みをつなぎつつ、また来週。

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月詠#05

一方こちらは一話見逃してもさほど影響なさそうな(笑)。

ちょっと鼻にかかったお姉さま喋りが堪らんエルフリーデ。6月にご入籍された(とさっきネットで知りました)かかずさん、おめでとうございます(遅)。美風も人妻かぁ(違)。
エルフリーデのことは忘れていてもキンケル伯爵の名には反応する葉月。どんな因縁があるのか興味深く。
エルフリーデの使い魔ねずっちょの攻撃シーン、街灯とオブジェのカットでちょっとごまかされた感じ。5話にして早くも押し気味進行なのか?「ふるふるふるむ~ん」には笑ってしまいましたが、も少しキッチリ描いてほしかった。

かかずお姉さまに続いてひろみこと根谷美智子さまの強力お姉さま2連コンボ。幸せだ。

巨大化したねずっちょに羽が生えるのは自然界の法則です(笑)。ねずっちょの攻撃描写は爆煙のみとアッサリなのに対して、素肌ワイシャツで逃げ惑う葉月を大写しでキッチリフォローするあたりに、このアニメの狙いがよく分かります。にも関わらずサトエリばりの180°開脚にも絶対チラリを見せないTX魂に感服だ。これがU局ならばと悔やまれる瞬間でもあります。
そんな制作サイドの局に対する細心の配慮をあざ笑うかのような「まいっちんぐマチコ先生」CFのオープンさ加減はイケないと思います(笑)。

早くも痴話げんかの域に達しつつある葉月と耕平のやりとりを横に、唖然とするエルフリーデとハイジのアップでまたもや省力化の気配が。作画レベルは十分キープしてるので良しとするか(偉そう)。けど動かないアニメにだけは堕ちてほしくないと思う今日この頃。

ガチャポンの鼻眼鏡でエルフリーデを連想する耕平に笑ってしまいました。心霊写真家(?)耕平君の仕事先をあれこれ世話を焼くひろみちゃん。葉月へお洋服のプレゼントも耕平への点数稼ぎかと勘ぐってしまいます。

相変わらずドリフセット状態の森丘家では、葉月が一人金タライプレイを(何か卑猥だ(笑))。と思ったらオジイのギャグには自在にヤカンを駆使して突っ込む葉月ちゃん。紙使いならぬヤカン使いか?

ゴスな衣装で再登場のエルフリーデ、耕平への色仕掛けには何やら思惑がありそうな。葉月にひろみにエルフリーデと、これはハーレムアニメでしたか?!

省力化気味のカット割がちょっと気になった今回ですが、かかずさんと根谷さんが一杯喋ってくれたんで満足です。
毎回楽しみなラストの「つづく」にラーゼフォン朝比奈の悲劇を見たhidakaさんスゴイ。やっぱかかずさん繋がりですかね。

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ファンタジック・チルドレン#05

先週見逃したのです(泣)。冒頭のご婦人同様「あなた誰ですっ?!」な導入部なのはそのせいで。
彼はアレですか、先々週猛スピードで海上を逃走していたオヤジですか?なんでいきなりこんな年取ってるんだろう?ってのは多分引続き視聴してる皆様と同様の疑問ではないかと推測します。

ヘルガとチットとトーマが一緒なのは、トーマ&チットのヘルガ救出大作戦が成功したということでしょうね。ああ、もう、見たかったなぁ!どんなアクションが展開されたんだろう?!
「服濡れちゃうよぉっ」とヘルガを気遣うチットが相変わらず可愛い。トーマの投げた果実に悶絶する顔色も又何とも。もう何つーか、チット萌えっす。

一方クレルモンにたどり着いたべフォールの子供達。おお、タルラント君まだご存命でしたか。間に合ってよかった。相変わらず具合悪そうですが。

沈みがちなヘルガとチットを元気付けようと諸々秘密兵器を繰り出すトーマ、いい奴だ。と思ったらあんまりなヘルガのマイペース振りに苛立ちを隠せずちょっとヘルガに当たりがちになったり。まぁ、健全な反応ではあります。
にしても、何故にチットはここまでヘルガを庇うのか?そしてヘルガの耳に繰り返し響く「もう一度、会いたかった・・」という呟きは?新たな謎なのか先週のエピソードなのかわかりません(^^;)。

警察署で不思議なビデオを見るクックス刑事。31歳で亡くなっているはずなのに年老いた姿で現れたグラスとビデオの中で忽然と姿を消す彼の母親。謎が謎を呼びます。クックスのホテルに現れた謎の青年。子供達のことを「邪悪で憎むべき魔物」と呼びます。ホテルの窓から飛び降りて忽然と姿を消すあたり、人間では無さそうな。
監査官アリスにラドクリフの手記を説明するクックス。祖父の代からべフォールの子供を追ってるとは、因縁を感じます。べフォールの子供がらみの「ある石」の研究をしていたという「ゲド機関」。第一回の冒頭で何かに恐れおののいていたのが、そこで研究をしていたラドクリフだったんですね。先々週の怪しげな実験シーンや、逃げたグラスを追ってトーマの家にも現れた怪しいグラサン男達もおそらくゲド機関のものなのでしょう。
自分を摘発しようとやってきたアリスを逆に利用しようというクックス刑事のしたたかさと強引な話の持って行き方に笑ってしまいました。

森に消えたチットを探しに雨の中森へ分け入っていくトーマ。彼の制止を聞かず、泥だらけになりながら必死についていくヘルガがいじらしいです。

クレルモンの廃墟の壁には、やはりヘルガの描くモチーフと同じ絵が埃をかぶって掛けられています。見つめるべフォールの子供達の胸に去来するものは何なんでしょう?今回出番の少ない子供達ですが、先々週がクレルモンへ向かう列車の中で今週そこへたどり着いたってことは、先週もあまり彼らの話に進展は無かったものと推測します。
彼らが再びクレルモンを訪れた目的は次週明らかにされるのか、はたまた先週語られたのか。ストーリーの展開が遅いわりにそこここに挿入される断片的なエピソードが重要な鍵となる構成なので、1話見逃すと痛いアニメであります。

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November 01, 2004

ジパング#04

歴史という怪物が不気味な音を響かせつつその巨大な姿をゆっくりと、しかし確実に変容させ始めた・・今回のストーリーを総じて言うならそんな印象を受けました。
潜水艦のアメリカ兵が、みらい艦上の草加が、そして正真正銘歴史上の大人物である山本五十六が、みらいの脅威を認め行動を開始してしまいました。みらいは60年前のミッドウェー近海の実存として周囲と相互作用を始めてしまったのであります。やばいなぁ、もう後戻りできませんぞ。

みらいの立ち上がりの早さに慄きつつも必中の魚雷4本クロス発射を命ずる米潜水艇長。緊迫する艦上で冷静にみらいの性能を観察する草加。60年前の人々が各々みらいの未知の脅威に直面する場面です。やばいなぁ。訓練ではない本当の戦闘に直面して半ばパニックに陥り、対潜水艦魚雷を発射してしまうみらい乗員。ああ、やばいなぁ!この辺、見ててホントにドキドキしましたよ。

魚雷の航跡でアメリカ軍の魚雷である事を看破する柳一曹、軍事オタクっぷりが相変わらず頼もしい!
間一髪4本の魚雷をかわすみらい、アニメでこんなにスリリングな戦闘シーンに遭遇するのは初めてです。
対潜水艦魚雷のソナーに「米海軍で開発中のものを、何故日本が!?」と驚愕する米艦長。そりゃそうだよなぁ、交戦中の日本と米国の60年後の関係など彼に想像がつくはずもありません。

緊迫した状況の中、潜水艦を撃沈した場合と放置した場合を冷静に比較・判断して魚雷の自爆を進言する菊地。攻撃に対して反撃する正当性を主張する角松。魚雷がソナーで追跡してくるという(ソナーさえ開発中の)60年前の常識では「ありえない」兵器が今正に牙を剥こうとしていることに直感的に反応する米艦長(ここのところの彼の表情の動きがまた何とも!)。皆プロフェッショナルですなぁ。

潜水艦へ至る直前で魚雷を自爆させる角松。菊地の判断を支持しつつ潜水艇の追撃を抑えることのできるギリギリのタイミングを計っていたのですね。艦長、角松、菊地と、みらいの乗員は皆本当に超人的な状況判断能力と実行力を持ってます。

「21世紀の戦闘」を目の当たりにして驚くばかりかと思いきや、何やら不敵な笑みを浮かべる草加。その心中に浮かぶのはみらいの威力を利用した大日本帝国の一発逆転だったりするのか、はたまた?!

大和に乗艦する山本五十六連合艦隊司令長官へミッドウェー海戦の報告書を届ける津田大尉。長官に自決の覚悟があるならば艦隊全員共に、という津田の軽率な言葉に一瞬憤りの表情をよぎらせながらもユーモアを交えてなだめる長官。続く大局を見据えた長官の言葉には勢いあまった津田も自らの早計さを詫びるしかありません。山本長官の大人物振りが窺えるやりとりであります。その山本長官さえ一目置く草加も相当の人物のようです。

そしてみらいの脅威と可能性を直感的に見抜いている長官は、武人としても超一流といえましょう。
歴史にその名を残す山本五十六長官が注意を向けてしまった以上、みらいが歴史を変え始めたことはもはや動かしがたく。それがどんな結末に至るのか、これからの展開が見逃せません。

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October 31, 2004

レジェンズ-甦る竜王伝説-#29

黒ハルカ先生とランシーンの会見シーン、ハルカ先生のコスがまたなんとも(嬉)。白ハルカ先生の全身ピッタリ白タイツも良かったけど、レザーorラバーチックな女王様ルックが、ああっ、もう!

気を取り直して(笑)

「レジェンズは幾重にも私を裏切った!」という叫びが痛々しいハルカ先生、新アイテム「螺旋の書」を取り出しますが「父の書斎で見つけたの」ってデカっ!
「風の翼色褪せし時その眼曇りぬ」という予言に動揺するランシーン。謎の予言にはいかなる秘密が隠されているのか?
子供達を守る=サーガとレジェンズを引き離す・・ランシーンと黒ハルカの当面の目的が一致して契約成立するも、互いの腹の中は別々で。闇のレジェンズサイドに入っても本心は子供達を守ることにあるハルカ先生の思惑は成就できるのか?!

と、緊迫度を増す展開を尻目に、いつもの通りお気楽なシュウゾウ君。レジェンズクラブ結成って、ホントに何考えてるんだかわかんないところが大地キャラの真骨頂?レジェンズ達のツッコミも小気味いいです。
あまりのお気楽さに業を煮やした給食委員(笑)が思わずぶった演説には、サーガがいたいけな子供である理由やレジェンズの真の使命が語られます。「大人の生きる力が衰えている」「子供の純粋な心は生きようとする力が強い」というあたりに大地監督が子供番組に拘る理由を見るのは穿ち過ぎでしょうか。そしてそれが大人を引き付けてやまない理由も。
とか感じ入ってるところに人の話を全く聞いてないシュウがしっかりオチをつけてくれるのもまた大地イズムの醍醐味だ(笑)。

で、後乗りの渋いブルースギターに乗せてシュウが歌いだすのは「ズージェレー~♪」とハチャメチャな歌詞(?)岡村さんの熱唱もさることながら、お手本として歌われたという監督の歌唱も是非聞きたい。DVDに収録ってのはどうっすか?

ガリオンの言葉をそれぞれにかみ締めるサーガとレジェンズ達。
サーガを死なせてしまったつらい過去を告白したグリードーのところへバイコーンのキルビートちゃん、お久しぶりの再登場!そしていつもはランシーンが搭乗していた飛行艇には何と黒ハルカ先生が!見事なヒキに次回も見逃せませんぞ!

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砂ぼうず#04

前回のもうけで装備を一新、憧れのM40A1狙撃銃も手に入れた砂ぼうず。ホクホクで一人演習に励みます。ワイヤーで降下した時に、ぴったり着地するのではなく地上0.5~1m(推定)を2,3回ぶらぶらしてから飛び降りるところに作り手のリアリティに対するコダワリを感じます。ワイヤーを掃除機のコードよろしく回収するところまでキッチリと。
そんなところをいきなり何者かに狙撃され、M40をぶっ壊された彼は、陰湿な仕返しを誓います(笑)。どっかで見た展開だと思ったらエンタマ2004で配布の小冊子に、原作の今回相当分が掲載されておりましたよ。

遠ざかる足音と、あらぬ方向からの狙撃に困惑する砂ぼうず。狙撃地点が定まらない相手に翻弄されます。
苦戦をしのいでいる内に はや夜となり、しのびよる足音の主に襲い掛かってみれば「女の、ガキ!?」。
ついに来ました、小砂ターン!!アニタ、夏美に続いてまたもや「ロリピンク」((C)舛成監督)な小砂ちゃん、芝居がかったセリフと銃弾の雨の中でも動じない態度に何かあると思ったら案の定、「陽炎の狙撃手」のカラクリは案外単純な影武者式だったんですね。「そいじゃ、失礼しまーす」と飄々とした小砂、中々に食わせモンの予感が。
逃走する小砂の足音で全てを悟る砂ぼうず、関東最強はダテじゃありません。原作にはないアニメオリジナルの演出ですね。
サブタイ(「狙撃と足音」)に持ってきたくなる気持ちも良くわかります。この辺、やはり原作も読んどかないと分かんないコダワリだなぁと思った私はエンターブレインさんの思うツボですか?

もしものためにカバンに潜ませてた七色煙幕セット&爆薬を炸裂させて大沼次郎(何で敵役はいつも地味な名前なんだろう(笑)?)の位置を特定、怒涛の反撃に出る砂ぼうず!自分の力を過信せず常に備えを怠らないその姿勢、全く、砂ぼうずのほうが1枚も2枚も上ですよ!セコいだけじゃないぜ!

小砂の「じゃぁ、巨乳になります!」に思わず振り返る砂ぼうずに笑ってしまいました。そこまで巨乳好きなのか!?

あー、今回も面白かったなぁとビデオのリモコンに手を伸ばしたところに、千和ちゃんの今回ベストアクトが。次回予告の「ボインなんて飾りです!偉い人にはそれがわからんのですよ!」わはは、「ケロロ軍曹」出演者には他番組でもガンダムネタを駆使できる特権つきなのか?!

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巌窟王#04

前田監督week。そう呼びたくなるほど、今週は前田監督のメディア露出が多い週でした。

まずは、週刊アスキーの連載インタビュー「進藤晶子の え、それってどういうこと?」11/9号のゲスト。タイムリーな人選だ。「巌窟王」のコンセプトや監督の経歴など興味深いお話が。
(以下引用)
監督 今回は、ひとり暮らしで、仕事に疲れて帰ってきて、さびしいからとりあえずテレビをつけて、というような大人がターゲットで。
進藤 あら、私のこと(笑)?
監督 我々みんなのことです(笑)
(引用終)
の件に笑ってしまいました。
大学在学時から既に「マクロス」「ナウシカ」に参加されていた監督、なぜそんなに早く現場に入れたのかという問いに「やりたいと思ってたから(笑)」と答える監督。カッコイイです。

続いて10/27の「BS アニメ夜話~ふしぎの海のナディア」。岡田監督は設定・プロダクションデザイン・コンテ・演出で参加した当事者として、MCの岡田(斗司夫)さんと岡・岡コンビ(笑)で若き日のGAINAX話等を披露。ここでも昨今のターゲットを絞り込みすぎたアニメではなく、もっと間口の広い作品を作ろうという「巌窟王」のコンセプトを(ちょっとだけ)語っておられます。「ナディア」ラストの設定を尺の関係で「全部ブン投げ」てしまった裏話なども。それがかえって「安易にノストラダムスにしなかった」(唐沢さん)功を奏する結果に。昔から変わってないんですね>庵野監督(笑)

で、今日(10/30)はこれから「アニメTV」にご出演です。どんなお話が飛び出すのか楽しみであります。

そんなわけで「巌窟王」第四幕。
冒頭、絢爛たるモルセール邸内の描写はGONZOの面目躍如なきらびやかさ。
見つめあうモンテ伯とメルセデス。握手をと差し出されたアルベール・パパの手に険しい表情のモンテ伯。緊迫感みなぎる邂逅シーンです。
うって変わって食卓で和やかに談笑する一同。パエリア風のスープに陶然とする伯爵がセクシーだ。そのスープの話からマルセイユへ話を振る伯爵。伯爵とメルセデスの過去が仄めかされてる中、夫を前に結構スリリングな振り方ですな。
因みに「パエリア paella」はカタルーニア語だそうで、カタロニアの豪族の血筋というモルセール家の出自に符合しますね。細かい演出です。「まるで家族のような気がする」というアルベールの言葉に笑みを浮かべる伯爵の口元が不吉だ。

バルコニーのメルセデス・伯爵のツーショット。センシャルな情動を喚起すると言われるムスクの香を発する「麝香葡萄」を背景に持ってくるのもまた、二人の過去を想像させる細かい演出です。ムスクの香のブドウなんて、想像上のモノかと思ったら「マスカット muscat」の事なんですね(知らなかった(^^;))。確かにこのシーンの始めに一瞬描かれていました。メルセデスに「マスカット」ではなく「麝香葡萄」と言わせたのも上記のような演出意図かと思います。
永遠の友人になったというメルセデスを冷たく突き放す伯爵と見つめるメルセデス。メルセデスのほうもかつての恋人(?)であることに薄々気づいている様子です。
マルセイユの事を「知っているといえば知っていて、本当は何も知らなかったのかもしれません」と述懐する伯爵、想い出の地になぞらえて、メルセデスの事を言っているように聞こえました。

バルコニーの二人を揶揄するペッポ。「いずれわかるわ、坊やにも」というセリフには、男女間の感情のことを指しているだけでなく伯爵の大きな陰謀を予感させる含みを感じます。
厨房のメイドたちの口さがない噂話、貴族の生態にちょっといじわるな冷めた視線を持つペッポを可愛く演じた中原さん、グッジョブです。

メルセデスが見つめる写真の男は普通の耳をしていますね。外宇宙の放浪で伯爵の身に何が起きたのか興味をそそられる所です。

「破滅するのは、我等ではない」という伯爵のセリフ、今回最高にカッコ良かったです。「破滅するのは、奴らの方だ」と直接言っちゃわないダンディズム。今回は脚本のこだわりに感じ入る箇所が多いです。
何故か伯爵に献身的なエデがとてもミステリアス。「THE ビッグオー」のR・ドロシー・ウェインライトを演じた矢島晶子さんですね。「クレヨンしんちゃん」のしんちゃんでもあるわけですが(笑)。

平板な2Dテクスチャから伸びた白い脚が艶かしいユージェニー、「アルベールに逢いに来たんじゃないわよ」といいつつ彼の気を引こうというのは明白なわけで。否定する意地っ張りなところが萌えだ。

ご主人様の留守に部屋へ忍び込み宝石を弄ぶイケないメイドが一人。手にするネックレスがブルーウォーターみたいなところはご愛嬌ですか。ペッポの囁きに触発されて母の引き出しを覗く夢を見るアルベール、前回冒頭の伯爵の夢といい、彼の夢は真実を捉えてるというのに。

小悪魔ペッポに挑発されたアルベールが海賊のコスプレで登場した時には思わず吹き出しました。遊ばれてるなぁ。
シャンゼリゼ30番地にあるという伯爵邸、監督はパリにロケハンに行かれたそうですが実際は「普通のアパルトマンで、1階はマクドナルドになっていて(笑)。中庭には美容室みたいなのがあるし。」(週刊アスキーより)だそうです。

アンティーク満載の部屋ごとエレベータなのもびっくりですが、オール金無垢のフロアに空と海とマルセイユを再現したパノラマは伯爵の富を象徴してますね。いきなり剣を突きつける伯爵に蛇に睨まれたカエル状態のアルベール。これまた2人の状況を象徴し尽くしてます。

と、書いてるうちにanimeTVの方も終わってしまいました。ライブ感覚(笑)。

悪役、ピカレスク物の魅力を語る監督。「巌窟王」が本当にやりたい作品だったのだなぁということが伝わってきます。
J.J.バーネルに音楽を依頼しようと思い立った監督、Webを駆使して間を取り持ってくれる人を探し本人に接触・OKを取ったそうで。その行動力とやり遂げる精神力に感服しました。「アニマトリックス」で築いた知名度も成約に一役買ったのではと想像します。「彼(バーネル氏)の作ってきたものを聴いてて、SFが好きに違いないと思ったら案の定で、ヨッシャァと(笑)」と無邪気に語る監督がカワイイ。「The Meninblack」(1981)あたりのことを仰ってるのかな?

中田さんを伯爵役に据えた理由を語る監督。型どおり「××(事務所名)所属の××(名前)です」で始まるオーディションテープばかりの中、いきなり「中田譲治です」で始まった瞬間「この人だ!」と決定したというエピソードは、真似する声優さん続出しそうな予感(笑)。
そうか、モンテ伯ってギロロ伍長の中の人なんだ!と今更ながら。監督が仰るまで気づきませんでした。これから出てくるエロイーズとモンテ伯が見つめあうシーン、アフレコのリハーサル中にエロイーズ役の渡辺久美子さんに向かって「ケロロ・・」とつぶやいたという中田さんの遊び心に乾杯だー!今から楽しみなそのシーン、ケロロとギロロに聞こえちゃうんじゃないかとチト心配です(笑)。
「アニメは見ない」と公言するアニメ監督も多い中、「ケロロ軍曹」までフォローしている岡田監督はスゴイなぁと。

原作の面白さを語りつつ「先回りして原作を読んでいただいても作品の面白さは変わらないはずで、むしろ(原作を読んで)仕込んでおいてもらったほうが面白いかもしれません」と作品を語る監督の言葉に自信の程が窺えました。

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October 27, 2004

げんしけん#03

コミケには行ったことのない私。夏コミはカタログまで買ったのに。そう、ヴェネチア・ビエンナーレの日本館ポスターにもなったアレを。覚悟が足りんなぁ。オンリーイベントには一度だけ行ったことがありますが、それが唯一の同人誌即売会体験で。そんな同人誌に興味があっても今いち踏み込めないオタ初心者な私としては、笹原の視点は非常に共感が持てるところです。

ビッグサイトへ向かう満員電車の中で笹原が周りを見渡すシーン。「オタク率100%?!」な車内は、きっと「太っているか痩せているか、リュックを背負っている人」((C)¥Cuスタ平さんfrom「虎汁粉」。無断引用ゴメンなさい)の定義に則った乗客がリアルなシーンと言えるのでしょうね。
国際展示場駅からビッグサイトまで5、600m位はある広い道を埋め尽くすオタの群れ。ジンクス破れの雨の夏コミってのはここ数年の事実らしく(行ったことないのでスイマセン)、田中のセリフもリアルに聞こえるんでしょうな。笹原のコミフェスデビューと斑目の骨折事件は、5話と9話のリミックスですね。原作にある、夏の半そでから出た肌がピトピト密着して気色ワルいとことか、冬の防寒マメ知識とかもアニメで見たかったっす。

ホールに反響するアンセブと参加者のざわめきがリアルです。場内アナウンスが千葉紗子ちゃんとはまた贅沢な。斑目の雄たけびが笑いを誘います。
レアカードゲットに周囲のオタどもまで反応するシーンは笑ってしまいました。コミックスでは流しちゃってた描写でしたが、アニメで見ると新鮮です。
サークルの先輩にピッタリくっつかれてエロ本同人誌を物色するのは私も嫌だ(笑)。でも、あんだけ並んだあげくにケガで退場せざるを得ない斑目の無念はわかる気もする。

自由行動に移る一同、クガピーみたいのがたくさん壁によっかかって一様にタオルで汗を拭くカットは原作でも大笑いしたところです。

誰もいないサークルの前で逡巡する笹原の複雑な心情も良くわかります。フツーの本屋じゃ平気なのにね。ことがエロなだけに、ご先祖さんに詫びを入れたくなるキモチもまたいじましい。

コスプレエリアの環境音(オタクの皆さんの甲高い会話や笑い声)も又臨場感ありますな。ひょっとして現地録音?

雪野さん、今回のセリフは「もしもし」だけですか?!たった一言なれど咲ちゃんの切羽詰った情感が伝わる名演であります。

そして、出ましたハラグーロ!どこにでもいますなー、こういう奴。集団の活動(ここでは同人誌の執筆・制作)に何ら貢献するわけでもなく偉そうに仕切るだけで、周りに疎まれてる奴。
けど、やっぱ仕切る奴がいないと集団活動が立ち行かないのも事実なもんで、本業(執筆・制作ね)の方でそれどころじゃない実働部隊は奴に仕切りの部分を任せざるを得ないという図式。それでまた自分が偉いと勘違いした仕切り屋が増長するっていう悪循環。実社会にもそのまんま当てはまりますな。若人よ、偉くなりたきゃ原口を見習い給え。いい死に方はしないと思うがな(何かあったのか?>俺(笑))。
彼のホントに人を見下したような、ムカつくことこの上ない現視研メンバー評とか、自分に理解のできない存在(コーサカ君)に妙に警戒心を抱くとことか、こういう人種の特徴を胸糞が悪くなるくらい良く再現してますよ。作者もこういうの大嫌いなんだろうなあということが伝わってきます。

会期終了のアナウンスに満場の拍手の場内。コミケに合わせて66回目だ。「帰りも並ぶんだよ」は見事なオチであります。

前回、部室でチューの咲ちゃん&コーサカに「おや?」と思いましたが、今回は骨折した右腕をつって何やら熱い議論を交わしている様子の斑目が。やっぱ毎回変わってますね、ED。芸が細かいなぁって言うか、もはやCパートと言っても差し支えないのでは。と思ったらホントのC(D?)パートが。わはは、斑目さん、お亡くなりになってますよ!

すると、とらのあなCFはさしずめD(E?)パート。本編でほとんど出番がなかった咲ちゃんこと雪野さんことやまねちゃん(ややこしい)が大活躍だ!本編よりセリフが多いってのも何か不思議な感慨が(笑)。「うふっ!」がカワイイ美虎ちゃんはビッグサイトの場内アナウンスの人ですよ。豪華だなー。ああもう、欲しいよー!「タイガーサマー」!!

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October 25, 2004

東京国際エンタテインメントマーケット2004

今日(10/24)は幕張へ「東京国際エンタテインメントマーケット2004」を見に行ってまいりましたのでご報告など。

まずは、とにかくスゴイ人出でございました。10時開場のところ9時20分位には会場に着いたのですが、既に長蛇の列。列をたどれども最後尾は遙か彼方、5ホールが一般入口となっていたのですが、結局列に着けたのは2ホール前でございました(その後も列は成長を続け、とうとう折り返してついには最後尾が丁度私の横位まで来てました)。
いよいよ10時になっても列は進まず、動き始めたと思ったら3ホールの西の端で一旦停止。15分程してスタッフがチケットをもぎりに(ご苦労様です)来ましたが列のほうは進まず。10時半に一気に4ホールの西端に進むまで、かれこれ1時間以上も並び通しで。その後もちょっと進んでは止まりを繰り返し、入場できたのは11時(!)を回っておりました。
意外に(?)家族連れも多かったのですが、やはり老若とりまぜた濃い目の人が圧倒的シェアで、通路に座り込んでGBAなどやってる姿に「並びなれてるなぁ」と感心しました(今日の「げんしけん」を見て得心しました)。

会場内をそぞろ歩いてると、いましたよ、メイドさんが。コスプレコスプレしてない質素で上品なメイド服は、エンターブレインブース「エマ」の展示。昨日(10/23)行ったWPCならカメラ小僧(&オヤジ)が鈴なりになってるトコですが、写真を撮ろうという人はいない様子。やはり今日の客層は3次元には興味ないのか(笑)?
勇気を出してパニオンさんに声を掛けると(笹原の気持ちがちょっとわかりました。「覚悟」要りますね)、快く応じて下さった上にしっかりポーズまで。ありがとうございました!
エンターブレイン・スタッフの方に伺ったんですが、出ないなーと思ってた「パレッタ」って休刊&再開の予定はないそうです。流れ的には「マジキュー」に統合な感じとか。アニタの表紙の号が最後になったんですね。ちょっと残念。

角川のブース周辺では大きなエヴァやガメラの精巧なフィギュアにも感動しましたが、ケロロの着ぐるみが親子連れや女性に人気だったのは意外でした。ちびっ子はケロロ見てるのかな?ガンダムネタはわかんないだろうに。お父さんが解説してたりして。それ抜きにしても楽しい作品ではありますが。皆、とにかくキュートな軍曹さんの魅力に思わず引き寄せられたものかと。地球侵略は着々と進行してますな。
着ぐるみといえば、プリキュアの2人もいましたよ。人間キャラの着ぐるみってコワいことになりがちで、お父さんが無理やりツーショットの写真を撮ろうとして子供が泣き出すシーンが散見されたりするんですが、この2人はとても自然な出来で、握手をしてた小さいおにゃのこもニコニコでした。

GENEONのブースでは、これぞイベントコンパニオン!なコスのキレイなお姉さんが萌えアニのポストカードを配ってました。このギャップがまたなんとも。ここでも写真を撮ろうという人はいませんでしたね。
2次オタとして筋を通してるのか(笑)と思いきや、傍らに時ならぬ人だかりとカメラの砲列が。TECMOブースの「D.O.A」キャラ撮影会でした。何か格ゲーのキャラが水着でビーチバレーをやるゲームですよね(ゲームやんない人なのでスマヌ)。こういうのもコスプレっていうのかしら?左端の娘がちょっと岩佐真悠子似で可愛いかったっす。
他にも「びんちょうタン」や「to heart」「天上天下」「学園アリス」「GANTZ」「スクラン」「双恋」等、沢山のコスプレが。個人的には「エマ」ブースの娘が一番好みだったと言っておこう(聞いてない)。

コスプレ・パニオンさんを堪能した(笑)後は、3ホールを丸々使って設営されたメインステージへ高田由美さん・清水愛さんの「週間アニメプレス エンタマ出張版」を見に行きました。初めて拝見しましたが、高田さんって楽しい方ですねー。ハイテンションなMC振りが堂に入ってました。清水さんもコロコロしてて(オイ)可愛かったですよ。最後にはご自身の新曲をライブで披露。アリプロ特有の難しい節回しを上手く歌い上げてらっしゃいました。
新作「スターシップ・オペレーター」の紹介では渡辺明乃さん他出演声優の方とJ.C.STAFFの松倉PDがステージへ。
オペレーター役が多いと仰る渡辺さん(コナミ@「神魂合体ゴーダンナー!!」とか?)、「生涯一オペレーターとして頑張ります!」発言には笑わせて頂きました。割とボソボソした地のしゃべりはロビン(「Witch Hunter ROBIN」)というよりジョウ(「爆裂天使」)っぽいなぁとか思ったり。

お昼を過ぎて、13時からはPONY CANYONブースの「砂ぼうず」ステージへ。MCのやまけんさん、稲垣監督、キャラデザの吉松さんに続いて小砂役の斎藤千和ちゃんキター!!テレビで見るより小さい!(ありがちでスマヌ)ネットで見るより激キュート!そしてマニア好みの貧に(自粛)。2m位の間近で拝見しましたので、若さ爆発なツルツルホッペの肌理まで堪能しましたヨ(危ないヒトがいる)。主題歌の高取さんもご登場。
やまけんさん、試写会の時と同じ服だったのは「やまけんさん」のコスプレなのか(笑)?吉松さんはオーバーオールのジーンズにメガネ&帽子で、ヒゲのアラレちゃんという感じ。この手から「十兵衛ちゃん」が描き出されたのかと思うとちょっと感動してしまいました。高取さんの生絵描き歌にあわせてステージのホワイトボードにライブドローイングなどもあり。
で、イベントには皆勤の砂ぼうず君、今日も同じ服で登場です(あたりまえだ)。服は同じでも、中の人は毎回違うらしい(笑)。
最後は高取さんの主題歌で締め。やっぱ生は迫力あります。砂ぼうずも高取さんの後ろで大暴れだ!狭いステージを所狭しとウィンチェスター振り回して熱演の砂ぼうず、勢い余ってステージ正面から落っこちるというハプニングも。あの密閉されたマスクで大暴れしてたので酸欠でぶっ倒れたじゃないかと心配しましたが、無事にステージ復帰して何事もなかったかのように暴れ続ける彼の姿に思わず拍手を送ってしまいました。でも曲が終わった後には体がガクブル状態で、早々に楽屋へ。場内は爆笑でしたが、中の人がちょっと心配です。骨とかイってませんでしたか?

イベントステージで総務&英語A太(「レジェンズ-甦る竜王伝説-」)、真紅(「ローゼンメイデン」)役の沢城みゆきさんのご尊影を確認した後は、「砂ぼうず」を途中で抜けて「ケロロ軍曹」のステージへ向かった千和ちゃんを追って角川のブースへ。遅れて行ったのでブースに溢れた人波のさらに最後尾、爪先立ちがかなりつらかったっす。多摩川グラウンドに向かうバス車中の巨人選手の気持ちが良くわかりました(古い)。
前の人の頭越しになんとかステージを確認。あっ、雪野さんのHPの写真に(水着で)写ってた人がいる!って主役の渡辺久美子さんですね。となりは、初めてご尊影を拝見する能登麻美子さん、そして千和ちゃんと。能登さん、あの声でフツーにしゃべってますよ(当たり前だ)。千和ちゃんの「共鳴したい!」にワロタ。能登さんとやってくれましたよ、「モアモアモアモア・・」「ナツナツナツナツ・・」。大爆笑でした。千和ちゃん、笑いのセンスも抜群だ。

最後はイベントステージで「双恋」ライブ。双子役の声優さん12人勢ぞろいは壮観でした。センターをとるのは当然のごとく(?)堀江由衣嬢。萌えな動作が何か堂に入ってて、貫禄すら感じましたよ。多分最年長だし(違ってたらスマヌ)。「とらだよ。」でおなじみ、舞太もいたよ。可愛かったよ。
ステージ上もさることながら、客席の声オタの皆さんが熱い熱い。曲にあわせて数百のサイリュームが踊る様には鳥肌がたちました(いろんな意味で(笑))。まあ、何にせよ青春の熱いエナジーをぶつけるものがあるのは良いことだなぁ、とか思いながらメッセを後にしたのでありました。

長文にも関わらず、最後までご精読ありがとうございました。

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October 24, 2004

ジパング#03

サーチライトを背中に浴びつつ救助に向かう角松達。カメラの角度とリアルに連動したレンズフレア(飛び込む角松がライトを遮るときにはちゃんと一瞬消えてます!)、光源の透過光、ハレーションを起こした人物の輪郭など、特殊効果と色彩設計、作画が見事に融合した素晴らしいシーンです。こういう細かいところを丁寧に作りこんでいるところにスタッフの方々の心意気が感じられますね。

角松の熱さが先行しがちな行動に批判的な菊地と、「まあ、よかろう」と容認する艦長。こんなところが「昼行灯」と称される所以なのでしょうが、私にはむしろ懐の深い名伯楽な好印象です。

モモーイ一尉の「いい男」発言に微妙なリアクションの男性陣に思わず吹き出しました。

冷たい海中で死を覚悟したところに感じた角松の鼓動を思い起こし目覚める草加。「あなたは、誰・・」のつぶやきに「戦メリ」な世界を連想した私はBLに毒されてますか(笑)?
生きていることを自覚した草加の目に浮かぶ涙は死を免れた安堵か、むざむざ生き残った悔恨の情か。
全治2ヶ月の体でベッドから抜け出す草加。帝国軍人の強靭な精神力のなせるワザですな。草加脱走を伝える艦内放送に機を得たりと不敵な笑みを浮かべる片桐。こいつもまた熱い血をたぎらすプロフェッショナルなのか?

みらいを「美しい」と評する草加。その感性は海軍軍人ゆえなのか、本来、美を愛する性質なのか。
軍刀を封印し礼を述べる草加に軍人というより武士の矜持を感じましたよ。

異変ポイントで現代への帰還を待つ乗員一同。願いを込めて見上げる下弦の月は、無情にも満ちることなくただ中空高く光を投げかけるのみ。八つ当たりぎみな柏原の発言ですが、草加救出が確実に歴史を変えてしまったことを改めて認識させられました。
落胆を隠せない一同へ近づく潜水艇・・ってところでアクシデントが!HDD容量が満杯で録画強制終了ですとー!
というわけでこのあとの展開はDVDまでお預けとなってしまいました、トホホ・・

草加のキャラがほんの少しだけ窺えた今回。説明的でなく、行動やセリフの端々に性格描写をこめていく手際が流石ですね。
見逃した数分にどんなドラマがあったのか気になるよー!!

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October 22, 2004

BECK#03

「TO-Y」以前にも音楽コミックは存在したはずですが、それらが私の記憶から消え去ってしまうほどインパクトがあったのは「TO-Y」がステージシーンから「歌」、ひいては「音」を排除してしまったことです。
それまでの音楽コミックのキャラクターはコマの中に書かれた歌詞を”歌ってしまっていた”し、ギターは「ギュイーン」という擬音で”唸りを上げてしまっていた”。ステージ上のミュージシャンや観客席の群集のストップモーションのように精緻な描画のみで構成された誌面から、ドライブするギターの叫びや観客の嬌声を感じ取るという新しい経験に、読者は「TO-Y」で初めて出会い、マンガ表現はステージの熱狂を伝える冴えたやり方を得たのだと思います。

音を捨て去り、そこに流れる旋律を読者のイマジネーションに委ねたがゆえに最高にクールであり得たステージは、アニメに置き換えられる過程で現実の音の枷をはめられてしまう様に思えてなりません。たとえビートルズが21世紀に蘇って最高の楽曲を提供したとしても、読者の「スゲーいかしたビートを叩き出してるシーンを見ている」という自己催眠を超えることはできないと思うので(「ビートルズ」のところは各自my most favorite artistの名前を当てはめて下さい(^^;))。

満月に向けて”Moon on the water”(「ダイブリの曲で一番好きな歌」)を歌い上げるコユキの歌声に真帆が呆然と聞き惚れるシーン。竜介が奏でる即興のブルースにコユキが俄然音楽をプレイすることに興味を示すシーン。ライブハウスで「レベルが違う」と評されるベースプレイ。それぞれ視聴者が本当にスゴイと感じるクオリティでなければ、キャラクターのセリフに共感できず感情移入できないし、ストーリーの展開も嘘臭くなってしまいます。アニメ化によって音と動きを得ることは、こと音楽モノに限っては両刃の剣となり、自らに高いハードルを課すことになるのですね。
かてて加えて、竜介と真帆(とその友人)は英語をしゃべります。放送していいのか位の随分なスラングも口にしてるようですが、中の人の発音がイマイチな感大。歌に英語にと、この作品の声優さんのご苦労がしのばれます。と思ったらコユキの歌は吹替え(っていうのか?)ですね(cf EDクレジット)。歌下手なのか?>浪川さん(失礼!)

以上、決して作中の演奏や歌唱にケチをつけているわけではないので何卒ご理解の程。むしろベースプレイはちょっとチェック入れときたくなったくらいです。
あと、「BECK」の原作コミックでのステージ表現と比較しているのでもないので、これまた何卒ご理解の程。

ストーリー的には栄二と竜介のメンバー獲得合戦が面白く。何か「里見八犬伝」とか「水滸伝」とか「荒野の七人」とかで、達人達が集結してくるワクワク感と同じものを感じます。特に千葉。最初、学がメンバーになるのかと思いましたが、乱闘シーンのハチャメチャ振りから、仲間にするんならこいつの方だろうと(笑)。学はむしろライバルキャラだし、竜介もキライのようだし。学が大リーグボールネタを繰り出したのには大笑いしてしまいましたが。

UKロック好きのオヤジも気になります。70年代ブリティッシュロック好きの中高年って結構いそうなのに、普段仕事をしてても余り出会いませんね。一体どんな風にストーリーに絡んでくるのか楽しみです。

前回のギグの打ち上げや、竜介と平の会談シーンにはかなりシブめの居酒屋が登場します。小洒落たカフェやバーではないところにリアリティが在るのかしらん。

街角の「スウィング・ガールズ」の看板はまだしも、水樹奈々のビルボードは!?スタッフの趣味なんでしょうかね。「仕事でロックのアニメを作っちゃぁいるが、俺はホントはアニメ系アーティストの味方だぜ!」って心の叫びなのかも(笑)。

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October 21, 2004

巌窟王#03

敬愛しているはずのモンテ・クリスト伯の夢にうなされるアルベール。彼の本能がモンテ伯の脅威を予感していることを示す導入から、場面はのんきなブルジョア青年達のピクニックへ。

前回はフランツとアルベールの幼なじみキャラBL風味の大盛り(GAのサブタイみたいだ(笑))でしたが、今回は様々なバリエーションの美青年を追加してニーズの多様化に応えます(?)。王国議員の名家の嫡男にして、自らも若くして要職を務める超エリート、なおかつこれも超のつくプレイボーイらしきドプレーを筆頭に、男臭く無頼な雰囲気を漂わせる新聞記者ボーシャン、ちょっとおどけた男メガネのルノー、彼を外宇宙で異星人から救出したという折り目正しくマッチョな軍人マクシミリアン。その筋の方から見ても魅力的なラインナップではないかと思料致します(どの筋だ?)。

男子向けにも、ユージェニーとヴァランティーヌが華を添えますが、それぞれアルベールとフランツのフィアンセということで予約済。にもかかわらずユージェニーは明確な人生設計を持たないモラトリアムなアルベールに苛立ちを隠そうともせず当り散らし、感情を表に出さないタイプらしきヴァランティーヌは何やら初めて出会ったマクシミリアンと妖しい雰囲気。マクシミリアンの方もまんざらでない様子で、大丈夫なのかフランツ?!ここのカップルは早々に波乱を起こしそうな感じですな。外に発散するタイプのユージェニーと内に秘めるタイプのヴァランティーヌ、後者のほうが旦那にとっては怖いような気がしますがいかがでしょう。

若者達が高台からみはるかす曇天に舞い降りる禍々しいフォルムの着陸船。いわずと知れた巌窟王の降臨であります。例の不吉な馬車に同乗するモンテ伯と同じ耳を持つ美女は何者?

ドプレーに「ルナの女狐に誑かされでもしたか?」と図星を指されるアルベールにワロタ。「女」狐でさえなかったのですからね。情けないったらありゃしない。
ペテンにかけられたと仲間にからかわれ、モンテ伯から譲り受けた時計を根拠に家柄の確かさを主張するイタいアルベール、どう贔屓目に見てもボーシャンの見方が優勢でしょう。それでもなおモンテ伯を褒め称えるアルベール、正にペテン師に引っかかるタイプといえましょう。

怪しすぎる登場をしたモンテ伯のアナーキーな主張に目を輝かすアルベール。ああ、その少年っぽさ丸出しの憧憬心が厄災を招き入れてしまったとも気づかずに。そんな若者の愚かさに女子の方々は萌えてしまうのでしょうか?

出身地のことでモンテ伯につっかかるフランツ、これはあれですよ、あんまりアルベールがモンテ伯の肩を持つんで嫉妬したですよ(違)。

メイドとしてモルセール家に潜入していたペッポ。どうやら彼はモンテ伯の手下の模様ですな。

アルベールの母の肖像に見入るモンテ伯。マルセイユを背景にとったこの画をアルベールの父が憎んでいる理由は、モンテ伯とモルセール夫妻の過去の因縁と関係ありそうですね。

アルベールに呼びかける母メルセデスの声に、静かに、しかし激しく反応するモンテ伯。階段上から見下ろす夫妻と、厳しく見上げるモンテ伯との緊迫感溢れる構図の中へ滑り込んでくるバーネル様の激しいビート。このラストシーンの構図と音楽の使い方、静止した人物達の中に巻き起こるドラマを感じさせて今回最高にカッコよかったです。ヒキとしてもこの上なく効果的でした。

次回予告の「待て、而して希望せよ!」という極めセリフも、「鳴り響け!僕のメロス!」「来週も、サービス、サービスぅ!」に匹敵する名文句だ(笑)。

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October 20, 2004

砂ぼうず#03

銃器マニアにはたまらんと思われる導入部です。私はちょっとついて行けませんので、専門誌が監修についてるあたりコダワリのカットなんだろうなぁと想像するしか。こういう時はマニアの人が羨ましい。

3回目にしてようやく素顔をさらす砂ぼうず。純子に「子供じゃん」と笑われてます。彼女のボインを思い切り鷲づかみにした夜に見た夢は、画面が白とびして何が何やらわかりません(笑)。翌朝物干しにひらめくトランクスからは、夢のあとさきに灌太の身に何が起きたかよぉーくわかりますが(爆)。子供じゃないじゃん、灌太!ってか若いな、灌太!ってカンジですか。

いかつい戦闘ホバークラフト「コング」との戦いが今回のお話です。ところでホバークラフトって砂漠で滑走できるんでしょうかね。砂を吹き飛ばして自重で埋もれて行ったりしないんでしょうか?

強大な敵に、えらい事に巻き込まれたと詰め寄る砂ぼうず達へ純子さんから経緯のご説明。おお、1話からの続きだったとは。しかし作中の登場人物が1話だの2話だのって(笑)。大川兄弟の跡目争いに乗っかって鍵の値段吊り上げに暗躍した純子さん、策士やのう。
「さすが砂ぼうず、いつもながらセコいぜ」と褒められる(?)ヒーローってのも笑えますな。

前回リアルな乳揺れが云々と書きましたが、撤回!揺れる揺れる、何かに憑かれたように揺れてますよ!これはもうギャグとしか言いようのない揺れ方ですよ、ってギャグですが。

キレた灌太の、仲間に手榴弾を放りかねない無茶苦茶振りが鬼だ。それでいて、コングの死角を突いた大胆な一撃で足を止めたところに仲間のマシンガン一斉射撃で止めを刺すという見事な作戦を展開するなんて、灌太君ただのセコいスケベじゃありません。
そんなわけで今回は見事大金をせしめた砂ぼうずたちでありました。

灌太や純子のキャラが立ってきてストーリー的にも楽しみになってきたところに、次回予告で小砂キター!次回は見逃せませんぞ、千和ちゃんFANの皆様!!

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レジェンズ-甦る竜王伝説-#28

今回は、ずっと片思い状態が続いたビッグフットにメグがとうとう心を開くに至るお話ですが、彼女の心の動きを描く語り口の上手さといったら、もう。さすが大地監督であります。

幼い頃、自由な気持ちを型にはめ、自ら固く心を閉ざしていた思い出が、ソウルドールにビッグフットを閉じ込めようとしている今の自分の行動にダブってしまって憂いに沈むメグ。閉ざされた心の象徴であるコワい顔をした雪だるまと、氷漬けのタリスポッドが巧みに重なり合います。

天真爛漫なシュウたちにいつしか心の扉を開いていった頃の楽しい思い出と、生き生きとダックダックトイズ新社屋(?)建造にいそしむ皆の姿に、虚を突かれたような表情のメグ。雪だるまをかかえて走る幼い日とソウルドールを持って出会いの場所へ急ぐ今のメグを並べて見せるシーンは、閉ざしていた何かを解き放とうというメグの決心を感動的に伝える見事な演出ですね。バックに流れる「空色の指先」の情感溢れる旋律も感動を盛り上げます(ところでこの歌、詩・曲の雰囲気や歌唱スタイルから、岡崎さんの作品だと思ってた人いませんか?そうですか、私だけですか(恥)。EDクレジットにも出てないし。この思い込みで一層涙を誘われたりしてましたが(悲))。

はじめはビッグフットとお別れするつもりだったメグですが、ヘルハウンドから守ってくれた彼(?って本当は「彼女」だったりして。鮎之介を演じた彩夏ちゃんだけに、ありえなくもないかも(笑))に素直に「ありがとう」と。
そしてビッグフットが召還した雪だるまが思い出と現在を一つにして、手に手をとって踊るメグに笑顔がうかびます。ここに最後のレジェンズ-サーガペアが誕生した!って感じの名シーンであります。

そんな二人の姿にショックを隠せないハルカ先生。今や反レジェンズに転じた彼女にとって最後の望みだったメグのレジェンズ拒絶が氷解するに至り、ついにランシーンのもとへ走ってしまいます、黒ハルカとなって(嬉)。

幼い日も今も、いつもそばにいて ともすれば閉ざしてしまいがちな心を開いてくれるシュウのことを優しく見つめるメグ。
「呼んでみただけ」って、クーッ、メグ、そして君は成長して「幼なじみキャラ」になるんだね!モエだー!(・・スイマセン)

他にも、レジェンズ達のSTOMPな工事現場や、総務のあっさり事務的な応対に肩透かしを食らうBB&JJとか、DDTの熱い面接場面とか、大地カントク風味を堪能させて頂いた珠玉の回でした。

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月詠#03

OPのウミガメさんがいなくなりましたが、やっぱテレ東ガイドライン発動ですか?

前回ラストで唐突に森丘家に出現した葉月ちゃん。ヴァンパイアな彼女のこと、コウモリにでも変身して日本に飛来したのかと勝手に妄想してましたが、フツーに旅客機で来日あそばしてたんですね。搭乗券の入手方法は普通じゃありませんでしたが。猫耳コーモリな葉月ちゃんの妄想はそれはそれで萌えましたが(笑)。

そんな葉月ちゃん、2年前(意外に最近ですな)に日本から遠くドイツに拉致されてたという衝撃の事実が。

カメラに向かって開いた内部構造を持つ森丘家、ドリフのセットみたいだなぁと思ってたらタライやら何やら落ちてきて、マジにドリフ・リスペクトじゃん?って思いました。「8時だよ!全員集合」を見たことのない若い衆はDVDも出てるので見るように。じっちゃんのバスタオルギャグのセンスも大好きだ。

術にかからない耕平に八つ当たりする葉月ちゃん。「だって、私がんばったんだもん」ってのは正に相手の気持ちが見えない恋愛初心者な乙女の言い草のように聞こえて、モエました。ああ、もう、いじらしいったら!

母さまとの約束を、らしからぬ強い調子で「だまされた」と断ずる耕平。葉月の平手打ちに遠い目で「いてぇ」とつぶやくその痛みは、単にぶたれた頬の痛みではないことを予感させる名カット。彼自身の、母への苦い思いが呼び覚ました心の痛みだったのですね。でもそこでねじくれた感情に陥らず、すぐに葉月に八つ当たりしたことを悔い改める耕平。お前、いいヤツだ!なかなかこうは行かないもんだと思うのですよ。

シュバルツクヴェレ城の廃墟に佇む2つの人影。床に転がるビゴーのマスクが無残だ。かかずさんの悪役ぶり、今後の活躍が楽しみです。

陽の光を避けてミニのせっまいトランクに押し込められた葉月ちゃん。プリッと突き出したキュートなヒップに見とれてるところに「ベトベトしたのが服についたー!」なんて怒られた日には、あらぬ妄想爆発だー!(最低です)

湖の岩に浮かび出る母さまの姿。何でこんなところにこんな姿でいるのか、謎が深まります。
母様の最後の言葉、すでに血の契約を結んでしまった耕平と葉月は結ばれない運命にあるってことですなぁ。障害があるほど恋は燃え上がるといいますが、これが二人に立ちはだかる障害となることは必至であります。

かかずさん、メガネなおねえさんですかー!月光に輝くメガネのシルエット、次回も必見ですよ。

あと、「つづく」が次回どんな場所に描かれるかも見逃せませんな(笑)。

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October 18, 2004

げんしけん#02

コミック原作のアニメの場合、ストーリーをどう1クールなり2クールなりに構成するかもさることながら、キャラクターなどの「動き」と「間」をどうアニメ化するかっていうのは重要かつ頭の痛いポイントだよなぁ、ってなことを「げんしけん」第2話を視聴して思いました。

もともと静止画で構成されているコミックはその制約ゆえに、「動き」を表現するための独自の文法やコマとコマの間の独自のリズム感を洗練させてきました。作中に登場する斑目の記号論じゃないですが、まさに静止したコマとコマの間を読者が補完して動きのあるドラマを脳内に展開するって言うか。その文法なりリズムなりが読んでて気持ちのいいマンガになるか否かを決める大きなファクターであり、作家の個性ともなっていると思うのです。
一方アニメというのは動きやタイミングを物理的に提示する表現方法なわけで、視聴者はアニメの作り手が決定し作りこんだ動きやタイミングを否応無く受け入れることになります。
ここで、原作(コミック)の読者がそれぞれの頭の中に補完した動きやタイミングと、アニメの制作者が作った動きやタイミングの間にズレが生じるのは必然というか不可避な現象であると言えます。コミックの感じ取り方(ここでは、静止画の集積からモーションを抽出する作法)は人それぞれなわけですから。

この現象は、アクションシーンにおいてはあまり問題にならないでしょう。アクションシーンにおいては、コミック(静止画)の技法がすべからく作者の意図した物理的なモーションを正確に読者に伝えるために費やされるのですから、(漫画家がよほどのヘボでない限り)自ずと読者が思い描くモーションは作者の意図に収斂し、アニメーターがそれを読み違えなければ、まず万人が得た印象どおりにアニメーションで再現することができるはずです。

これが途端に困難になるのは非アクション、例えば日常の会話劇の局面です。コミックにおいてはフキダシの中身が中心となり、読者に示される具体的な動きが消失してしまうことが殆どです。リアルの会話においては、言葉以外の細かなしぐさや身振り、視線などが発話のニュアンスを決める大きなファクターとなっているのに対し、コミックの1コマにおいてはそれらの要素は捨象され、行間(コマ間)のリズムによって代替されます。すなわち、読者の補完にゆだねる部分がアクションシーンに比し非常に大きくなってくるのです。アニメ制作者は、そこの部分をキャラクターの動きに具現化しなければなりません。
補完部分の増大に比例して、アニメ化されたシーンが読者の印象とズレを生ずるリスクも増大するという構造です。

と長々と駄文を書き連ねてしまいましたが、言いたかったのは斑目×咲ちゃんの「脱がすって言うか、犯っちまう」「鬼だ!」シーンの演出はそうじゃないだろう、ってことだけで(笑)。あそこは静止画ドーン(背景ベタフラアニメver.)の(余韻のように)ゆっくりPAN↑を2カットでしょう(大変わかりにくくて申し訳ございません)。原作読んだときに大爆笑したシーンだけに残念でなりません。

いや、今回不満はそこだけです。あとはもーさんざん堪能させていただきました。
アニメオリジナルの、笹原エロ同人誌ショッピングinとらのあなVS咲ちゃんお洋服ショッピングin原宿の対比はサブタイのテーマを反映しつつ大層おもしろくアレンジされてるなあと。オタのエロ同人誌購入におけるストラテジーと女の子のお洋服購入におけるストラテジーにこんなにも共通点があったなんて、鋭い視点だ。そんな共通点にも関わらず、購入対象の落差が(自虐的な)笑いを誘います。

咲ちゃんがコーサカの部屋で見つけたエロ同人誌のことでメンバーに相談するシーン。「ニメ」ですよ、「ニメ」。雪野さん、原作に忠実に「」にアクセントを置いて演じてらっしゃいます。やっぱ声がつくってアニメの大きなアドバンテージだよなぁ。あっ、でも一般人が聞いたらかえってフツーにスルーしちゃうかも。脚注を加えざるを得ないコミックの方がかえってフックになるのかも。でもやっぱ「」にアクセントを置いてくれた演出&雪野さんに賛辞を送りたいです。

コーサカと咲ちゃんの再会萌えアニver.には大笑いしてしまいました。いいなぁ、アニメでこそできるワザだ!
斎賀さんの「はじめてのチュウ」最高だー!そしてジュニアとねね姉があんなことにー!(違)
やる気(何をだ?)マンマンの咲ちゃんを置いてアキバへ旅立つコーサカ。見送る咲ちゃんに物寂しいピアノのBGMをもってきた音響さんのセンスに乾杯だー!今回から入ったナレーションもコミックの囲み的に機能して効果的だと思います。

あ、あと、くじアンの扱いに関しては、もっともっと小さくしてほしいなぁと。メンバーが雑談してる脇にBGVのように流れてるとか。エヴァのカーラジオのような扱いで、耳をそばだて、画像をキャプって拡大して解析する喜びを与えて頂きたいと(屈折してます)。

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October 17, 2004

BECK#02

「BECK」と言えばJeff Beckな世代&嗜好の私。「ベッ」と抑揚無く読むのが基本でした。「蒼き風」で変拍子という言葉を知りました。ヤン・ハマープロデュースも「THERE AND BACK」も肯定派です。でも近作はイマイチ頂けません。そんな話はいいですか?そうですか(寂)。
今はやっぱ「BECK」といえばハンセン氏の方なんでしょうね。「NEW POLUTION」(古)位しか聴いたことないのですが、懐かしいニュー・ロックな感じのバンド、という印象で合ってますか?そんな彼らももう10年選手なんだなぁ。年食うはずですよ。

で、アニメのほうですが。ロック版「げんしけん」。初めてライブハウスに足を踏み入れるコユキを見た時、そんなことを思いました。冒頭、家でアイドル歌謡を聴いてたコユキが、Bパートでは泉ちゃんに借りたロックに体を揺らしてるところが微笑ましい。
泉ちゃんと待ち合わせのシーン。盗撮雑誌が流行って以降2F店舗のガラス窓のガードが固くなり、ああいうタナボタ的ラッキーも絶滅してしまい寂しい限りです(最低)。

ステージシーン、音楽モノのコミックとアニメが決定的に違うのは動くことと実際に音を出さないといけないことですが、動きも音もなかなかカッコイイですよ。
トラ目のサンバーストのレスポールとクラプトンばりのブラックのストラトキャスター、どちらも憧れたなぁ。中坊の頃は高嶺の花で、親にねだるにもアリアの安いエレキが精一杯でした。奏者の動きに合わせてもギターのフォルムが崩れないのは、3D使用してるからでしょうかね。ネックの指板のローズウッドの質感・使い込んでえぐれてるとことかフレットや弦の細い影、ヘッドの刻印やペグに弦が巻きついてるところ(弦の太さまで書き分けてますよ!)等、細かい書き込みに感動しました。さすがに運指が正しいかどうかまではわかりませんが。でもトラブルの原因がエフェクターのボリュームってのはどうなのか?

打ち上げのシーン、ベタな居酒屋はいいんですが、中学生が行っちゃってもいいのかね?飲酒してるし。
学校の授業がプロレス史なのはワラタ。そういや原作は「ゴリラーマン」の人でしたね。
人生かけてバンドに生きる英二(エグチントリビュート?)と社長の息子の竜介。「竜介、俺は最高のバンドを作る」「俺も作るよ」ってカッチョいい決別のセリフだな。竜介が新バンドを結成し、コユキも巻き込まれるって展開でしょうか。

コアなアーティストのイラストが流れるEDにはさもありなんと。メジャーどころではなくニューウェーブ寄りなのはスタッフの好みですか。わかる限り(間違ってたらスマヌ)では、ジョン・ロットン、戸川純、ケラ、スターリン、筋少、ボブ・マ
ーレイ、ジョイ・ディビジョン、レジデンツ、フレディ・マーキュリー、INU、カート・コバーンらが登場してます。
フェンダーとギブソンが名を連ねてる、クレジットの「考証」って何をするンでしょうね。見たことのない役職だ。

制作がMADHOUSEなので次回も見ようと思いますってのは消極的な理由かしら?

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月詠#02

霊的鈍感男ゆえ葉月/ルナの人心操作術が効かない耕平君。霊的鈍感男であればこそシュバルツクヴェレ城の結界をものともせず葉月にアプローチできたわけで。あちらを立てればこちらが立たず。
結局、葉月の城から出たいという切なる思いに打たれた耕平君が結界を破ってくれるんですが、姑息な手練手管を使うより本当の感情をぶつける方が相手の心を動かすこともあるという図式が恋愛のメタファとなっている様にも読めますね。

耕平に術が効かないと気づいたとき、声を呑んでドラマチックに後ずさるだけで受けたショックが伝わってくるルナと、八つ当たりしたり泣き出したりと大騒ぎな葉月。2つの人格の対照も面白い。

城を見下ろす高台で原稿執筆にいそしむひろみ。声に出しながら原稿書くタイプ?(違)。ちょっと鼻にかかったお声は間違うことなく根谷さんですね。前回、オープンカフェで耕平をいじる登場シーンでは、てっきり三石琴乃さんだと勘違いしてました(俺だけか)。今聴きなおすと声の質は確かに根谷さんなので、やっぱセリフ回しのせいなのかと思ったり。
ちなみに「MADLAX」のヴァネッサ(CV雪野五月さま)のこと、初め根谷さんだとばかり思ってました。雪野さんの演技の幅広さに又も衝撃を受けたりしましたが、基本的に声オンチなだけなのかも>俺。

成児とビゴーのサイキックバトル。ビゴーの手のひら越しに立ち上がる成児のカット、西部劇チックで印象的です。
バッ!と護符を広げた成児のキメポーズに思わず「紙使い!?」とか思ってしまうのはR.O.Dファンの性でしょうか。

ビゴーからの庇護と引き換えに結界破りの約束を取り付ける葉月、この年にして既に女の狡さを備えてますな。しぶしぶ城内にもどる耕平ですが、ビゴーに捕らえられた葉月の悲痛な叫びについに自らの意志で水晶球破壊を決心します。にしても「おイタが過ぎますぞ」ってのは一度使ってみたいセリフだ(笑)。

並行して展開する耕平と成児の戦い。2つのバトルを交互にスイッチするカメラワークと、スリリングなBGMが緊迫感を盛り上げます。
このBGM、中世風の旋律を奏でるE.ギターとストリングスのカラミが中期レインボウ風(アルバムで言うと「Gates of
Babylon」あたり)なのが世界観にピッタリですね。ドラムをもっとクッキリさせてオルガンが絡めば完璧だ。あとギターはもっと上手くして(たどたどしいのがリッチー風という説もある(笑))。

雲間から射す月の光にクールなルナに戻る葉月。「いいわ、始末しても」って冷酷無情ダ!
一瞬の静寂をはさんで大団円を迎えるバトル。反撃開始とシンクロして再開するBGM、おお、ボーカル付きだったのね。
轟音とともに崩壊する魔方陣。本当にルナの人格は結界とともに消えてしまったのか?

ED曲は坂本教授の女性ボーカルものっぽい軽いテクノ(古い方の意味で)。年をとると「××っぽい」って感想が増えてしまうのは良くない傾向だ。自戒しよう。

そしてCパート。見事な演技で周りを味方につけといて、陰で「ヨロシク、耕平お兄サマ」とほくそえむ、やはり食わせモノな葉月。じっちゃんの最後のセリフは、斎藤千和ちゃんにこそ捧げたい!ってことで又次回も楽しみにしてます。

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ファンタジック・チルドレン#02

前回に続き、時空を飛び回るこのアニメ。シーンの冒頭には年号が表示されますが、ついて行くのに骨が折れます。

今回は20世紀始まりの年に、X線の発見者・ルーゲン博士の第1回ノーベル物理学賞受賞記者会見会場に現れる、年を経ても子供のままの謎な子供達(以下チルドレン)。X線の発見者名って健康診断でおなじみ「レントゲン」の名で通ってますが「ルーゲン」ってのは原語読みなのかしらん。ウィルヘルム・コンラード・レントゲン博士の肖像写真と瓜二つのキャラデからすると並行世界ってことではないみたい。前回 かりそめの家族への愛情と時代を流浪する生活への疲弊のため、チルドレンからドロップアウトし普通の人間になった「パルザ」と呼ばれたチルドレンが、人間社会では「コンラート」と名乗ってたのでこれはどうやら「レントゲン博士は実は元チルドレン・パルザだった」という話のようですな。

チルドレンが普通の人間になるとこれまでの記憶が無くなり、普通に年をとるようになるという設定の様子。ルーゲン博士がX線発見の転機となった30年前の不思議な少女との1日を語る回想シーンには、今と変わらぬ少女の姿をしたメルが登場します。かつてドロップアウトを宣言したパルザを最後までひきとめようとしたのもメルでしたね。想いを断ち切れず、仲間に隠れてパルザ(=若き日のルーゲン博士)に逢いに行ってしまったのでしょうか。想い人は自分の記憶を失っているというのに。切ない。
この出会いがルーゲン博士の中のチルドレンとしての記憶を呼び覚まし、X線の発見という、チルドレンにとって予期
せぬ事態を招いてしまったようです。

ヒースマと落ち合うため会場を後にするチルドレン。何かの気配に怯えるメル。このあと前回終盤の、謎の絵画に囲まれた部屋でデュマに捕らえられ記憶を失ってしまう場面に繋がるわけですが、石橋の上のシーンでそれがわかる仕掛けになってて、ややこしいったらない。次のカットではいきなり21世紀の東南アジア(と思しき島国)に飛んでるし。

昔教会だった図書館で調べ物をするソレト。開いた本には謎のモチーフと、メルが記憶を失った1901年のあの部屋で息を引き取ったセラフィーヌの写真が。このセラフィーヌも謎な存在だ。そしてソレトに忍び寄る不気味な影。ここの「影」のアニメーションが印象的です。
地下では「最後の年に取り出す記憶のレコード」をヒースマからうけとるチルドレン。「20回も同じコトをやっている」なんて何気ないセリフも聞き流せないですね。「最後の年」に12歳になる彼らが20回この儀式をやってるってことは12×20で240年は繰り返し転生してるってことでしょうか?後で出てきますが「5歳の時」もあったということは、ずっと12歳の姿でいるわけではなく転生のつど0歳から成長しなおすようです。

「やつら」と呼ばれる5つの影との対決シーン、石柱を踏み台に飛び回るチルドレンのアクションと、斬られて石化し崩れ落ちる影の巨大さを表す水しぶきの形・アニメが見事だ。チルドレンの人数と同じ5つってのも気になります。前かがみに石化した影のフォルムがしりあがり寿先生の「コイソモレ先生」そっくりなのに笑ってしまいましたが。追い詰められたハスモダイがコイソモレ先生の中に見たのは故郷の幻影か?

100年間隔で蘇る?セラフィーヌ。「同じ11歳」ってことで2012年という半端な年代設定の謎が解けました。
もう一度クレルモンへ向かおうという一行。「5歳の時に集まってからもう10回以上も行っている」らしいですが、でてくる数字には要注意なこのアニメ、今後のために一応チェックしときましょう。にしても「5歳の時」って何年のことでしょうかね。年をとらない宿敵デュマ、「絵」の謎、アギたちは何を守ろうとしているのか?謎は深まるばかりであります。

早朝、施設を抜け出すヘルガ。スケブとクレヨンをリュックに詰め込む描写は彼女が絵を描くことが好き、ひいてはセラフィーヌの生まれ変わりであることを暗示してるのでは?
元気で活発、とおちゃん直伝の拳法の達人(の卵)でちょっとあわてんぼうの少年トーマ。絵に描いたような主人公振りですが、異様な子供ばっか見せられた後には安心して感情移入できますね。
路地で何やら弱った様子のタルラントとぶつかるトーマ。「行ける所まで」買った切符で逃げ出すヘルガとチルドレンのニアミス。主要な登場人物が同じ時空に揃ったところで、謎めいたポエムをバックに第2話終了であります。電車の中でもうずくまってたタルラントの体調が心配だ。

EDに表示される女性名と生没年も謎を解くヒントになりそうですね。順にクリスチーナ(1721~1759)セラフィーヌ(1859~1901)ヘルガ(2001~)。100年周期ですよ。ヘルガが転生を繰り返す運命の女性であることは間違い無さそうですな。


おまけ。出だしから時代も場所も飛びまくり、登場人物もややこしいので備忘録としてチルドレンの名前を書いておこうと。
アギ:チルドレンのリーダー格っぽい少年。(CV浦田優)
ヒースマ:教会地下で「こんな棒に頼らなくても記憶を保持できる」と豪語する。彼だけ特別なのか、単なる強がりなのか?足で情報を集める役回りでもありそうだ(CV原口勝広)
ソレト:1901年の記者会見会場外で怯えるメルを気遣ったり、メル、パルザと再会した時の為にと記憶のレコードを預かったりする、心優しい女の子。図書館での調べ物を担当するなど、賢そうな役でもある。(CV高口幸子)
メル:1901年にデュマに捕らえられ記憶を失う。先にドロップアウトしたパルザ(=レントゲン博士)に想いを寄せていた?(CV坂本真綾)
ハスモダイ:ハネ髪の男の子。コイソモレ先生に故郷(?)の幻影を見る(CV松本さち)
タルラント:気の強そうなチビっ子。2話ラストでは体調悪そうで心配だ(CV矢口アサミ)

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October 16, 2004

巌窟王#02

児童向けに書かれた「がんくつおう」を遠い昔に小学校の図書館で借りて読んだ記憶がありますが、ストーリーは全く記憶に無く、まっさらな状態でこのアニメを見ることになります。原作を知る人にはアルベールの視点から描かれるストーリーが斬新なんだろうなぁ。そっちの意外性も味わいたかったですが。

初回のEDではJ.J.バーネル(ストラングラーズ!)のヘヴィなロックにぶっ飛びましたが、OPは同じくバーネル様の優し切ないラブ・バラードで。良いなぁ。普段は暴力振るうような彼氏にふと優しくされたような(違)。そんなとこからイアン・デューリーの「LULLABY FOR FRANCES」思い出したり(チト違)。というわけで久々に「SEX&DRUGS&ROCK&ROLL」(ベタだ)を倉田先生バリにリピートしっぱなしで書いてます。公式トップのキャッチが「幻想の未来都市パリを舞台に復讐のパンク・オペラが幕を開く」というこのアニメの感想を書くBGMにはアリなチョイスかと。

さてさて、前回ナンパ成功!の天国から、当の彼女に銃を突きつけられて「イっちゃう?」と中原声でささやかれるという、全国20万の声オタの皆さんにはある意味GO!GO!HEAVEN!な(ダメだ)地獄へまっさかさまのアルベール君。あっさり盗賊に誘拐されてしまいました。

一方フランツ君は、パーティーの終わりに漂う一抹の寂しさに引っ掛けたアダルトな誘い文句でセクシー侯爵夫人に逆ナンされるのであります。コレもまた一つの男の夢だ(なのか?)てか、この侯爵夫人の誘い文句がまたおしゃれで巧くて淫靡なんだなー!このセリフで侯爵夫人のキャラも立ちまくりだし(端役みたいだけど)、ひいては幻想月世界の社交界の爛熟具合という背景も描き出した名脚本に脱帽であります。ああ、ちょっとだけ覗いてみたいなあ、ROXYの「AVALON」なシチュ。

場面は変わり、侯爵家にて夫人がシャワーを浴びてる間(って生々しいなぁ。湯気によるジャミングもありませんよ!すりガラス越しではありますが、それはもうクッキリと(以下自粛))、何故か蘇るトラウマに据え膳おっぽって家を後にするフランツ君(後のシーンで、さっさと次の 間男をひっぱりこんでる侯爵夫人には笑った)。幼き日、誕生日をすっぽかされた怒りに「もう帰ってくるな!」と父の背中に投げた言葉が現実になるなんて・・痛すぎます。おそらく「僕があんな事言わなければ・・」っていう罪悪感を抱え込んじゃったんでしょうね。短い尺で、なかなかに深い人物描写です。

ホテルに戻ったフランツを待ち構えてたのは、盗賊ルイジの使いこと前回処刑台から命を救ってやったはずの元死刑囚。生活のためには恩を仇で返すことになんの躊躇いもない彼の姿に、人心の荒み具合と貧困層の苦しさが見て取れます。
べらぼうな身代金を要求されて金策に走るフランツ。ホテルのクラークの「ヨーロッパとは太陽風の影響でオフライン」ってセリフにみる「ヨーロッパ」と「太陽風」の並列に、SF的リアリティを感じますな。タクシーが走る場面の地面がクレーターのテクスチャなのが何故かツボに。続くフランツとアルベールの出会いの回想シーンにはショタならぬ私も萌えてしまいましたよ。
ここで見逃せない重要カットが、幼いアルベールに背広の裾を掴まれてる父親の姿。巌窟王が睨むように見つめる結婚式の写真の男ですね。即ち「摘み取られねばならない裏切りの果実」とはアルベール君のことじゃないですか!アルベール父と巌窟王の間にどんな確執があったのか、アルベール君に近づいたのも復讐の深慮遠謀ゆえなのか、そして何も知らずに巌窟王にほのかな憧れを抱く(っていうとBLみたいだ(笑))アルベール君の運命は?!やー、引き込まれざるを得ない巧みなストーリーテリングですねぇ。これからの展開が楽しみです。

さて、迫る刻限に、ついに巌窟王のドアを叩くフランツ。王の微笑が、全て彼の思惑通りなことを暗示してる?
使いの悪党に身代金を叩きつけ、アルベール救出のためコロッセウムへ馬車を急がす御一行。フランツの回想は、やっぱBL風味デスカ?
あわやSっ気全開の女盗賊の毒牙にかかるアルベール君。間一髪のところで爆煙とともに救出隊到着!にしても女盗賊のサディスト描写にはゾクゾクしてしまいました(ダメだ)。
同時刻、親玉ルイジに対峙して遂に名乗りを上げる巌窟王!急所に突き刺さったナイフをこともなげに引き抜きます。こいつ、人間じゃない?!ルイジの「お前は、アンタは、ホ・・ホンモノなのか?」とのセリフも謎だ。そしてバイオレンスの高まりに呼応して妖しく輝きを増す帽子の文様(?)。えん魔くんの帽子みたいなものか?(違)

そんなこんなで救出されたアルベール君、親友をスルーして、巌窟王に「あなたが来て下さるような気がしていました」ってそれは必死に駆けずり回ったフランツ君にあんまりな仕打ちだヨ!王のとりなしに一瞬フランツと目をあわすも慌てて視線を外し、とってつけたように傍らのベッポを気遣うアルベール君。フランツの平手打ちから和解のシーンまで通してみて、オジさんピーンときましたよ。これはあれだ、親友に囚われの身となったみっともない姿を見られた含羞と、迷惑をかけてしまった申し訳なさ・わが身の不甲斐なさと、何より彼が骨を折って助けに来てくれたことへの喜びと、様々な感情のコンプレックスが招いた照れ隠しですよ!恥じらい多き青年の繊細な心の機微を見事に表現したちょっとむずがゆい(わかりにくいですが褒め言葉です(笑))名シーンですな。和解シーンの最後、フランツのハニカミ笑いはちとキモイが。ていうかやっぱBL?月子センパイ(@「辣韮の皮」)には「あんなミエミエのにはまるほどシロウトじゃないわよー」って言われそうですが。
追い討ちをかけるようにベッポの真実が明らかに!救出シーンでベッポに手を差し伸べた巌窟王がハタと気づいたのは、このことだったのか!?というわけでどうにもこうにもBL方面まっしぐらの予感が。でも面白いからまた見るよー!同じBLモノ(もう決めてかかってます)でもそう思わせてくれるのが「マ王!」と違うところだ(「マ王!」FANの人ゴメンなさい)。

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砂ぼうず#02

「日々の」と言いつつ間が開いちゃいましたが。試験とかあったり。これからは出来る限りマメに行きたく存じますので皆様よろしくお願いします。

で、砂ぼうず第2話です。冒頭、灼熱の砂漠の中リヤカーを引く貧しい娘(ボイン)と年老いた父。「お父さん、それは言わない約束よ」って、前回の「巨人の星」に続き昭和40年代ネタですな。懐かしネタはシリーズ化しそうな予感。

このお父さんの名前が「鯉毛一夫」(笑)。劇画村塾ですよ。スタジオ・シップですよ。40年代的には「子連れ狼」ですか。
この小池、もとい鯉毛さんの借金取立てを別々の依頼主から引き受けた砂ぼうずと新キャラ「雨蜘蛛」が、限られた返済原資(=娘さん)を奪い合って決闘する内に本来の目的を忘れてバトルに熱中してしまう、という粗筋。シンプルで良いです。

砂ぼうずのライバルとなる雨蜘蛛、CVは岩本規夫さん。一寸見格好いいハードボイルド風だけど実はトボけた敵役(趣味はSM。マントの下には恥ずかしい小道具が一杯(笑))がピッタリはまってます。砂ぼうずとの姑息なののしりあいには笑ってしまいました。
便利屋のお仕事斡旋所のおじさんは、どことなく喪黒福造氏風。後で出てくる村人のリアクションも含め、藤子(A)リスペクト入ってる?お父さんのリアクションの崩し方は大地監督風でもありますな。
娘の不器用エピソードも笑える。桑島(法子)さんグッジョブ。娘の苦労話(と色香)にまたもコロリとだまされる砂ぼうず、ストローで水を飲む画がカワいい。

にらみあう2人を遠巻きに見守る村人達。そこへ魔法使いのような杖をつきつつ現れた長老は何故か「砂ぼうずのテーマ(?)」を朗々と歌い上げます(字幕付き(笑))。やたら熱いアニソン風味が良くできてるなー、と思ったらなんとCVは串田アキラ兄ぃじゃないですか!何気に豪華なアニメだな>砂ぼうず。長老の熱唱が終わり、ジトーっとこちらを見つめる雨蜘蛛(笑)。「みなまでいうな」と「雨蜘蛛のテーマ」(字幕付き)を歌い上げる長老(爆)。いやー、豪華なオマケに爆笑させていただきました。

そして、派手な空中戦!?と思わせて消耗戦へなだれこむ2人。ウィンチェスター合戦、ライフルVSロケットランチャー、手榴弾、拳銃、ナイフ投げ、石つぶて、輪ゴム銃(笑)、獲物(棍棒とムチ。どっちがどっちかは上記参照(笑))を手にした肉弾戦と、矢継ぎ早にグレードダウンしていく戦いが疲労困憊フラフラのステゴロに至るころには夜もとっぷりと暮れて。そこへ現れたザコキャラのアッサリ相打ちぶりが愉快だ。銃器の取り扱いには十分注意しましょう。

夜も明け、朝日を背景にありったけの力を振り絞ったクロスカウンターがきまってもまだ倒れない2人(タフ)。拳を互いの顔面にうずめたままゲラゲラ笑いあうのは拳で交わした友情か、はたまた唯の徹夜ハイか?!
打ち解けて一休みする2人を後ろから鉄パイプであっさり沈めたのは件の娘さん。2人の懐からちゃっかり借用書をゲット、始末して踏み倒し完了!砂漠に生きる弱きもののしたたかさ、ってとこですね。ラストのナレーションも愛があってよろしい。

というわけで「砂ぼうず」、2回目も楽しませてもらいましたってトコですがここで一言。千和ちゃんマダー?!!(笑)

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October 11, 2004

レジェンズ-甦る竜王伝説-#27

子供達をレジェンズ同士のバトルの危険から遠ざけたい一心のハルカ先生は、しだいにサーガ達のそばから離れようとしない(離れようが無いんだけども)シロンに敵愾心を抱くように。数回に分けてじっくり描かれたハルカ先生の葛藤がいよいよ次回、意外な方向へ展開する!ハズだったのに。OPで先にネタバレしちゃダメじゃん!!
でも、黒ハルカ先生も一段とセクスィーなことに。これで闇のレジェンズ・バイコーンのキルビートちゃん(CV 三石琴乃さま!)とタッグを組むことにでもなれば、オジさんますます目が離せません!(ダメ人間だ・・)

まあしかし、27回を数えても未だ明確な敵が見えてこないってのもいかがなものかと。レジェンズ・ウォーを引き起こし現文明を壊滅させるってのがランシーンの目的ってことは提示されましたが。風・火・土・水のレジェンズによる最強のエレメンタル・レギオンはいったい誰と戦うんでしょうね。闇の属性の最強レギオンとか?そんな伏線は今のところありませんが。ランシーンとシロンが一体もしくは対となる存在であることは、ランシーンのCVが未だ「?」表記(井上さんってことはチョンバレですが)なことで仄めかされてはいますが。

サーガ達に何らレジェンズを操る動機が見出せないのもつらい。かつて古代文明を滅ぼしたときのものと思しきグリードーの記憶に登場する少年あたりがサーガの謎を解くキーとなってくるのか?

何かこう、一本筋の通ったストーリーを見出しにくいアニメではありますなあ、今のところ。監督はじめ、スタッフは大好きな方々が参加されてるアニメなんで、もっともっと楽しい感想を書き込みたいと思う今日この頃。

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ジパング#01

かわぐちかいじ先生の作品は「アクター」以来読んでないので全くの白紙で「ジパング」を見ることになります。
おお、J2の馬越さんがキャラデですな。かわぐちキャラはやたら熱くて線が多い印象がありますが、どう料理されてるんでしょう?
さすがに線の方はアニメ調に減らされてますが、尾栗航海長や梅津艦長の造作に癖のあるかわぐちキャラの特徴がよく出てますね。

も少し画の話をすると、圧巻はやはりメカ描写。艦の外観も細かに書き込まれてるし、嵐に巻き込まれた際の計器類の動作もリアルです。

それから、第一話を見て一番感銘を受けたのが、海に浮かぶ船の「動き」が大変リアルなこと。これは特筆すべきでしょう。
普段船に携わる職業の方が見ても何ら違和感ないのでは。これは今まで私が見たアニメでは感じ得なかった感動です。みらいが波のうねりを切りつつ進む際の、波の移動と船の傾きのシンクロとか、霧の中から現れた大和を面舵一杯で回避するシーンの、船体が左にかしぐ排水艇独特の動作とか、引き波のリアルさとか。一方で小さなうねり等にはビクともせず、霧をかき分けて進んでくる大和の巨大さ・不気味さが、小さなみらいとの対比で一層際立つ演出的にも大変効果的なシーンとなってます。このシーンだけでも一見の価値ありですぞ。

これらのシーンでは、艦の描写に3Dモデルが使われているものと推測しますが、全く違和感無くソリッドな艦の描写に成功しています。EDの大きく広がった引き波の見事な描写など、テクスチャもセンス抜群。これはスタジオ・ディーンがスゴいのでしょうか?EDテロップに3D担当としてクレジットされてる「うみどり」ってのは会社名?個人名?知りたいなあ。
いずれにせよ、GONZOに爪のアカでも・・ゴホゴホ(とかいってGONZO外注だったらどうしよう(笑))。

ストーリーの方は、最新鋭イージス艦が第二次世界大戦の只中にタイムスリップするというもの。「戦国自衛隊」を彷彿とさせます(年がバレます)。とはいえそこは一筋縄ではいかないかわぐち先生のこと、単なるSF活劇に終始するはずはなく、様々な人間模様が展開されるものと期待しております。

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流星戦隊ムスメット#01

3人娘がすんでのところで暴走旅客機の激突を食い止め、機体の先端が空港のガラス窓にコツン・・って、これはR.O.D-THE TV-へのオマージュでしょうか?構成の滝さんが公式HPに書かれている「滝的エピソード解説」にはコメントありませんでしたが。
「赤井水洗」の方はコメントしてたのに・・。

えー、以降は見ててあまりにこっ恥ずかしくなってきたので最後まで見れてません。2話目以降もどうしたものか・・

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砂ぼうず#01

J2#07の空中戦を手がけた板垣伸さんが副監督を務められるということで、前々から楽しみにしていた作品です。原作コミックは読んでませんが(^^;)。確か「EATER」の方ですよね。

1話試写会にも足を運びました。監督の稲垣さんも、まだお若い方なんですねぇ。試写会会場の半数を女子が占めてたのは前作(「PeaceMaker鐵」)の影響でしょうか?一瞬、「監督に女子ファンがつく時代か!?」とか思いましたが、やっぱ主役の声優・鈴木千尋君がお目当てだったんでしょうな。

監督はGONZOつながりの登板の様ですが、今まで拝見した限りではGONZO作品にはあまり良い印象が無い、というのが正直なところ(未見の作品も多々ありますが)。
「青の6号」「ヴァンドレッド」では得意の3Dメカが最後まで違和感をぬぐえなかったし。「爆裂天使」でその辺はちょっとこなれてカッコよくなってきたかなあと思ったら、お話のほうがグダグダで見るに耐えなかったし。大阪編あたりで苦しくなってきて、無口な侍相手にジョウがしゃべりまくるキャラに変貌した辺りでガッカリ。
「クロノクルセイド」・「GANTZ」はワリと最後まですんなり見ることができましたが。前者は根谷さん、後者はナバタメちゃんのお声を拝聴するために見てたようなもので(以上、各作品のファンの方どうもすいません)。

で、「砂ぼうず」第一話ですが。OPがいきなり実写というのは新しい試みですね。知らずに見た人は特撮モノかと思んじゃないかと。実物も拝見しましたが、よくできたコス(てかもう着ぐるみ)ですな。サブタイの「妖怪とボイン」。小島功リスペクト?はたまたUNICORNデスか?

砂漠と化した東京に我が物顔でのさばる無法者。世界観としてはちと食傷気味。マッドマックス・北斗の拳まででお腹一杯(古い)。ザコキャラ3人組退治では、カッコいいアクションとギャグタッチのボコスカウォーズの対比が笑いを誘います。この辺のバランスがこの作品の肝となるトコロな予感。

蛙一家の配下たちのキャラデには、そこはかとなく大友フレーバーが。果たし状を読み上げるバックのイメージ映像に爆笑。なぜか明子ねえちゃんが!?そしてコナン・ザ・グレートな親分。爆発の砂埃に3DのGONZO面目躍如だ。

純子と砂ぼうずの邂逅シーン。リアルな乳揺れが好感もてます。でもって純子の色仕掛けにあっさりハマる砂ぼうずの人のよさには思わず笑ってしまいました。ちと違いますが、ルパンと不二子のやりとりを彷彿とさせます。

続く蛙一家との銃撃シーン、銃器が好きな人には堪らんのだろうなぁ。そっち方面にはさっぱりな私にもリアルさが伝わりましたですよ。
煙幕を産み落として(?)以降のアクションは、スゴイの一言。ビバップなジャズをバックに、ワイヤーアクションで飛び回る砂ぼうずと、彼の視点での空中遊泳は爽快極まりない!板垣さんですか?板垣さんですよね?
それでもボスを追い詰めるのが「お前の母ちゃんデーベソ」による心理戦(?)なところが本作の愉快なところですな(確信)。

で、手柄をあっさりかっさらっていく純子さん。やっぱ不二子ちゃんだ。ボインもいいがヒップもなかなか・・ゲフン、ゲフン。

色々引用される元ネタがやや古色蒼然としてるところは原作も古いようなのでしょうがないとして、爽快なアクション、リアルな銃器、好感の持てるオトボケなキャラ、そして過剰にプルルンしないリアルなボイン※。ここに大好きな斎藤千和ちゃんがどう絡んでくるのか。なかなか楽しみな作品になりそうです。

※作中、純子が仰向けで荒く呼吸するとことか、水筒の水をゴキュゴキュやるところで見せた抑制の効いた乳揺れに「これは絶対『ゴーダンナー』とか『グラヴィオン』(における乳揺れ)に対するアンチテーゼだ!」とか思ってたらEDのオパーイ・ウェーブでひっくり返ったよ(笑)。でも、あれもカリカチュアによる風刺だと取りましたが、いかが?

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げんしけん#01

というわけでしょっぱなは「げんしけん#01」です。

なかなかに思わせぶりなアバンに続いて・・
アンセブ、キター!!きのこー!!トキノー!!ビートと時乃のシンクロがキモチいいです。
くじアンタイトルが浮かび上がってきたときは鳥肌立ちましたね。ちゃんとマルC表示も出てきて芸が細かい!メインタイトルにちょっと遅れて出てくる辺りも本物っぽくてイイ!

千尋の背後に麦原がスーっと出てくるのもカワイイ。右太衛門さま@十兵衛ちゃんみたい。おお、雀士と組長の娘。小牧のみならず小雪タンまで。わかってるなぁ(笑)。アレックスと副会長、アクションもありか!先生はサービス担当っすか?!うはは、くっついてるくっついてる、へるなんですくっついてるヨー!れんこたんはしっかり山田振り回してるし。リサは小銭にまみれてるし。そして会長だー!
製作委員会に作中の団体名を拝借するのも最近のハヤリですな。ありそう、ありそう。そして監督は水鳥ツトムさん。あれ?、監督は大空秋太郎さんだったのでは!?序盤で降板した監督ってのはてっきり大地・・ゲフン、ゲフン、大空さんかと思ってた(シャレになりません)。

げんしけん本編のほうは・・「一話見たけど微妙」なカンジ。テンポというか間の取り方というか、しっくりこないところが多々。咲ちゃん登場シーンでマス研男のしゃべりは無駄だ、とか。こんなの入れて咲ちゃんのモノローグ(コミックス1巻169p参照)をすっ飛ばすなんてアリエナイ!あのセリフ、是非とも雪野さんのお姉さんモードで聞きたかったなぁ。「・・・声優?!」のトコもちょっとタメと余韻が欲しかった。
斎賀さんのコーサカ君、ハマってますねぇ。とても女性とは思えない(失礼!?)。
アニ研ビトの会話、声優的セリフ回しがオタらしくナイ。オタクはもっとカン高い声でしゃべってくれないと(偏見?)。
話の内容の方は興味津々ですが。「御大の不肖の弟子」とか「破門」とか(笑)。「一話見たけど微妙」なのはむしろ・・(^^;)

笹原がサークル棟を現視研探して歩くとことか尺の無駄だなぁ。
メンバーのくじアン談義はグッジョブっすね。オタのアニメの見方が上手く紹介されてて「一見さんに入りやすい構成」だ(なのか?)。
各々の着メロに対する笹原の反応にウェイト置きすぎな感じ。新入りドッキリの方にこそ尺を割くべきだったのでは。せっかく本物出してるフィギュアとかにも。同人誌の中身はむしろ出さないほうが良かったのでは。あの位の露出では済まない世界だし(放送できません)。
咲ちゃんのパンチも構えでタメすぎだ。もっと反射的にパンチを繰り出して欲しかった。

コーサカに携帯入れる咲ちゃんのコビコビなしゃべりとドライな独り言の対比、良いなぁ。さすが雪野さん、キャラをつかんでらっしゃる。ED後の咲ちゃんのアピールin vainは、原作読んでない人にはわかり難いんじゃないかと。雪野さんのタメ息、せっかくの熱演なんですが、それでコミックの囲みに書かれたツッコミを説明しきるのは無理があるのでは。

と、まあ辛口になってしまいましたが。原作が大好きなだけに期待も大きいのですよ。くじアンは期待以上の出来だし。2回目以降に期待、ということで。

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